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『鱒』(1982)【海外映画の中の“日本”】

イザベル・ユペールが男を次々堕としてくファム・ファタール?
かと思ったら、そうでもなかった。

ジャンヌ・モローとの競演も見どころ。

フランスの田舎で養鱒に従事していた主人公のユペールが、
80年代頭の日本で成り上がっていく。

劇中、自殺未遂やら殺人やらもあり、物騒で不穏な空気が支配…?
…とは、ならなかったりする。☆

相撲をTVで観ながらバッサリとショートカットにして、
粋なファッションに身を包み、酒の席でも一人ミルクを飲み、
唐突に踊り出すユペール。実に奔放で憧れる。♪

ブーツのままでズカズカ畳に上がるユペールにも、
何も言わないホテルマン。(笑)

おい山形勲、フランス語うまいじゃないか…!?
さすが俺達の勲だぜ!!☆

料亭居酒屋で釣った板前の藤川一歩と、
ゴールデン街で遊び回るユペール。

デニム上下手ぬぐい引っ掛けというファッションが
イカすぜ一歩。
クラブでのドレスコードも何のその!(笑)

なぜ大屋政子?と思ったら、スポンサーだったか。
割と大人しく消えてくれてホッとした(笑)

それにしても連れの男、完全に相手されてなかったよね…。(笑)

フォトジェニックな日本の名所の数々をお届け。♪

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