『ローラーボール』(1975)【海外映画の中の“日本”】
戦争も貧困も無い、近未来。
共産主義や資本主義といった政治的イデオロギーは淘汰され、
国際的な大企業が、全てを支配する様になる。
支配された人々は、“自由”と引き換えに“安定”を得る。
…だが、支配の一環として人々に提供した娯楽・
“ローラーボール”で、一人のヒーローが誕生してしまう。
それが、ジェームズ・カーン演じるヒューストンチームの
エース、ジョナサンだ。
そのカリスマ性を危険視した企業は引退を勧告したが、
これを無視した彼に対し、試合中での抹殺を企てる…!
権力に屈するな!戦え!
我らのジェームズ!!☆
交替無し!ペナルティ無し!時間は無制限!
次々に死んでいくプレイヤー。
最後の一人になるまで、ゲームは終わらない…!
…って、このルールだと試合の度に
両チームのレギュラー陣がほぼ全員死んじゃうんだよ?
次のゲーム、どうするんだ…?☆(笑)
どことなく好色的(?)なガン飛ばしてくる、東京チーム。
背が低いヒゲ&メガネの怪しい東洋人集団として
ヒューストンの面々に笑われてたけど、
かつての東京ボンバーズも、こんなイメージで
見られてたんだろうか…?
―――ト・キ・オ!!ゲンブールェイ!!
―――ト・キ・オ!!ゲンブールェイ!!
東京チームのスピードある攻撃?に苦戦するヒューストンだが、
どう凄いのかイマイチ伝わらなかった。
「空手と合気道を使う」っていうから期待してたけど、
それらしきモノは出なかったねぇ。(笑)
パーティで酔っぱらった男女が乱射して遊んでいた拳銃が凄い!
一発で、10mある樹を爆発させ、辺り一面の草っぱらを焼き払う
ナパーム弾を発射するのだ…!☆
こんな危険な武器やドラッグが簡単に入手できる世界として
描かれている近未来。実に興味深い。
↓日本のマッサージサービスは、施行師が客をベッドにして寝ます(笑)
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