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『復讐!炎のコマンド』(1983)【忍者映画】

1983年?俺達のリチャード・ハリソン
忍者ルーツがここにあるとするならば、
これは絶対に観ておかねばならない、
価値ある一本だ。☆

マカロニ・ウェスタンから戦場アクションへ移り、
何の因果か忍者となってしまった、
俺達のリチャードの軌跡を見た。♪

『荒野の用心棒』の主演を
クリント・イーストウッド
譲ったのが、その後の命運を
大きく分ける事になるとは…。☆(笑)

監督は、シルバースター社製・
ニンジャ三部作のうちの一本、
『ニンジャ・フォース』の監督を
主演のロマノ・クリストフと
共に務めた、テディ・ペイジ。

『燃えよNINJA』で火が点いた
忍者ブームを受けたのであろう本作が
シルバースターニンジャへと受け継がれ、
更に悪の(笑)フィルマーク社ニコイチ忍者に
繋がっていったのだろうか…。

だが、“忍者の頂点を極めし者”への道は、
まだまだ遠かった

本作のリチャードは、言わば即席忍者で、
ラスボスと対決する為、成り行きでコスプレした
姿に過ぎない。

黒い忍装束での銃撃戦、そして
ド素人丸出しな忍者刀での惨殺…!
正直お粗末と言わざるを得ない
ものだった。

だがそれも、後に忍者の頂点を極める事となる
リチャードを見守ってきた者にとっては、
実に感慨深いものがある。♪

…えっ?ロマノ・クリストフが
カメオ出演?どこ?どこに?
判らんかった…。☆

【あらすじ】
▼武器の専門家である主人公。ストローをも殺人武器にする。
▼ベトナムで捕武虜となっていた間に、妻をNTR損ねて殺した
ギャングのダフィ。復讐開始!DIYの改造車と特殊銃で戦う。
▼その過程で警察をも敵に回し、ジャングルで死闘が展開する…!

【リチャードを狙った刺客】
・デニス …黄金の殺人義手
・イブ …クラブダンサー
・バート …自動車修理工
・若い男 …爆弾魔
・ハリー …片目の鋼線使い
・キャット …猫好きの絞殺魔
・パンサー …仕込み杖使い
・シャドー …忍者
・ダフィ …ボス

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