見出し画像

『影狩り ほえろ大砲』(1972)【忍者映画】

『太陽にほえろ!』人気にモロあやかりな安直タイトルだが、
前作に劣らずシリアスな内容。

だが裕次郎は、やはり丹古母鬼馬二だ。☆(笑)

どデカイ大砲を山越えで運ぶ。
木々や川、ぬかるみを越え、しかも敵忍者の手に掛かり、
人はどんどん減っていく…!

―――まさしく狂気の沙汰。
『アギーレ/神の怒り』『フィツカラルド』のアレを
思い出さずには居られない。

クライマックスの大砲発射は凄かった。☆

いや、何が凄いって?
あの鉄砲が撃ちまくられる中、掃除して、弾を込めて、
砲身の向きを合わせて、…

その間、敵の弾はコチラに全く当たらないのだ。(笑)
キャノンフィルムズ作品群でもあそこまではいかんぞ。

まぁとにかく、影狩り三人衆が強い。強すぎる。
さらには怒りモードに突入し、手が付けられぬこと鬼の如し!

このままシリーズが続いてたら“石原裕次郎vs丹波哲郎”の
直接対決カードが実現してたかも…?
いや、特に見たいとは思わないけどね。(笑)

今回のがんばった賞は、あの牛さんに決まり!だね♪
険しい山道で荷車を引っ張り、宙吊りになって谷を渡ったり。
お疲れ様でした!

【映画レビュー】記事一覧(リンク)

この記事が参加している募集

映画感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?