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『トラ・トラ・トラ!』(1970)【海外映画の中の“日本”】
![](https://assets.st-note.com/img/1690116872537-XNryDn3FXE.jpg?width=800)
アメリカ側の、ホームコメディ並のマヌケさのお陰で、
日本軍の駒がジワジワと進められていく。
「こんな所に戦闘機を固めて、空襲されたら一溜まりも無いぞ!」
「いや、指示ですから…」
「おい、誰も居ないのか!?」
「今日は半ドンで帰りました」
←アメリカ人のセリフ訳に、“半ドン”を当てるセンスが
素晴らしい。☆
そして、遂にその牙を剥き出し襲い掛かる、
田村高廣率いる日本軍爆撃隊!
アメリカが完膚無きまでに叩きのめされたままの形で、
「俺達の戦いはこれからだ!」
と、作品は幕を閉じる。
『パール・ハーバー』(2001)での、
ドーリットル東京大空襲の様なリベンジも描かれず。
…え?イイのかこれで!?☆
ベトナム戦争当時のアメリカで、米軍協力のもと、
良くこんなの製作、公開できたね。
野村大使の居たたまれなさが何とも言えなかった。
あと、日本側描写の場面時に流れる、
わずかに和風っぽいBGMが良い。
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