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『忍びの者』(1962)【忍者映画】

硬派な作品。アクションよりも、忍びであるが故の
主人公の葛藤、ドラマ部分
に重点を置いている。

市川雷蔵といえば、同時期の『眠狂四郎』を先に観ているので
そちらのイメージが強いんだけど、
こちらの石川五右衛門は、人間味あふれる若者として描かれてるね。
でも、女にモテモテな役どころはやはり雷蔵。
今作においてはそれが災いし、師である百地三太夫の罠に堕ちて、
盗賊やら信長暗殺やらを命じられる。

…?いや、別にわざわざそんな罠にハメたり、
まどろっこしい事せんでも、部下なんだから
「信長殺ってこい!」
って命令すればイイだけなんじゃないの?と、
はじめはワケが解らなかったな~。

五右衛門が信長暗殺に向かう時に
「ほれっ、そこを右じゃ!」
「それが大和川じゃ。川沿いに走れっ!」
とか、何処からともなく煽っていた、あの謎のナビゲート
何なんだったんだろう…?(笑)

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