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『忍者秘帖 梟の城』(1963)【忍者映画】

天正伊賀の乱において、織田の軍勢に両親と妹を惨殺され、
復讐の怨念に囚われていた忍び・重蔵(大友柳太朗)が、
戦いの中で、人間の醜さ、弱さ、愛に触れ、
人間として生きる道を見出していく。

大友さん、この役を演るには少々
御歳を召され過ぎの感がありますな…。☆

敵同士となった重蔵と五平が、夜分に忍装束で、
旧友として談笑を交わすシーンが印象的。

互いに相容れぬと悟り、
「明日からは斬るぞ」
と別れるのだが…。

今作では、原作で登場していた徳川家康や服部半蔵は不在
(1999年のリメイク版には登場)

無音が長く続くシーンが多く、緊張感を高めていた。

忍者ものとしては、アクションもあるし悪くないんだけど、
なぜか物足り無さを感じてしまう。
でも、人間ドラマとして最後まで観直してみると、
これはなかなかイケてるんじゃないかと思えた。

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