![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/112028912/rectangle_large_type_2_20e0bebf7cad2f240c77efc8afdd1ae4.jpeg?width=800)
『眠狂四郎 殺法帖』(1963)【忍者映画】
![](https://assets.st-note.com/img/1674910407099-hBcWvJnFGi.jpg)
作品ごとに性格が微妙に異なる、
市川雷蔵版・眠狂四郎。
今作は、一作目という事で、
キャラ設定模索の時期でもあったのか、
自由人っぽさが出てるね。
いつ遠山の金さんみたいに
江戸弁が飛び出すかと思ったよ。(笑)
以降のシリーズでは絶対出てこない
高笑い。勿論、基本はニヒルだけど。
状況がどう転ぶか、自分自身が
どう動くかさえも俯瞰している模様。☆
ただそこには、彼自身の中で
譲れない信条が存在し、許せない
敵とみなした者は、容赦無く斬る!
そして迎える、ワカトミとの最終決戦!
無想正宗が繰り出す円月殺法か!?
それとも、モッサリ少林寺拳法か!?(笑)
…う~ん、やっぱり『女妖剣』以降の
「ススゥー…ッ」と影を引く神秘的な
ストロボ効果のカッコイイ円月殺法を
見てしまうと、断然緊張感に欠ける…。
ラストの、
激情を込めた狂四郎の吐露は、
その後に続くテーマのひとつだね。
【映画レビュー】記事一覧(リンク)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?