『硫黄島からの手紙』(2006)【海外映画の中の“日本”】
パワハラ指揮官・獅童。
旧態然日本軍人のアイコンだ。
「この臆病者めが…!―――ひざまずけぇッ!!」
ニノの首を叩っ斬らんと軍刀を抜き払い、
構える獅童!
…だが、その正体は。
暗い作品世界での、一服の清涼剤。♪
コメディリリーフだった。(笑)
思いが通じるためには、やはりまず
「言葉」かな、と改めて思った。
日本人同士でさえ、劇中の有様だしねぇ。
馬を連れて来るのは良いけど、
餌や水が持たないのでは?
世界の渡辺謙。
彼が演じる役の、尊き最期により、
作品世界が高い域で完成する実績は多い。
しかし本作では、特に印象焼き付いたのは、
加瀬亮がワンちゃんを庇った所だった。☆
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