『To Tokyo』(2018)【海外映画の中の“日本”】
メンヘラ女子が、異国・日本で遭遇する超常体験を通して、
自分の中の闇と向き合う。
主人公のアリスは、義父の虐待から逃れ、
日本の山あいにある旅館に閉じこもっていた。
そこへ訪ねて来た異母姉から、母の死が近い事を知らされ、
東京へと向かう事に。期限は、あと4日…。☆
←あらすじはこれだけだが、この後、主人公の身に起こる
出来事に関しては、一切の説明が無い。
お化けホラーかと思わせての、
『神々の詩』的なロードムービーが展開。☆
姉は新幹線でサーッと行くのに、主人公は雨風に打たれながら、
森や砂漠、サバンナや岩山を這い登ったりと、試練の連続!
東京への道は、近くて遠い。まるで、筋斗雲がありながら
歩いて天竺を目指す孫悟空の様だ。
…って、何で?何コレ??
もう何度観てもサッパリ訳ワカ(笑)
マキノ(滋賀)から世界遺産級の絶景を通り抜け、
いつの間にか夜の都会に辿り着く主人公。
おお!?遂に東京へ来たか!!
…って、「四条河原町」ぃ?まだ京都やん!!
…オイ、まさかと思うけど…コレ作ってるガイジンさん、
“TOKYO”と“KYOTO”の区別、付いてないんと
ちゃうやろな?(笑)えぇ!?
そうか!コイツもまた、ショー・コスギの影響下か!!
『ニンジャII・修羅ノ章』冒頭の、あの金閣寺をバックにした
「TOKYO, JAPAN」へオマージュ捧げとるんやな!?
納得!☆
もはやゴミ箱あさって残飯を貪る事など、
何の抵抗も無いボロボロの主人公。
かと思いきや、露出高い服にお色直ししたりと、
もう何が何やらサッパリだ。
そしてラスト前では、某有名ホラーへのオマージュによる、
衝撃の展開が…!!
―――解釈は、君達に委ねられた!
しっかり頼むぞ?ぶははは!!☆(笑)
【映画レビュー】記事一覧(リンク)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?