『火の海』(1914)【海外映画の中の“日本”】

桜島の大正大噴火(1914年)をタイムリーに題材とした、
スペクタクルディザスターロマンスムービー！！

トーマス・H・インスが製作総指揮を務め、この後夫婦となる
青木鶴子と早川雪洲をはじめ、日本人俳優を約1000人起用。

世界的ニュースとなった実際の大噴火から、
わずか2週間後に製作開始というホットな話題作。
桜島大噴火シーンの特殊効果は、とにかく圧巻！！☆

因習に支配された野蛮な日本人の民衆から、
文明的な正義のキリスト教徒青年が、ヒロインを救い出すぞ！
襲い来る、狂気の基地GUY殺戮集団！！
若き2人を待つのは、果たして祝福か？それとも悲劇か…？☆

老け役の雪州。のちの夫婦が父娘役に。

トーマス・栗原が演じる村の予言者、
プロフェッサー・ギル！(笑)

ヒロイン、我らの鶴ちゃん！♪

男が言い寄ると…

ギル登場！　祟りがあるぞぉ～！？イヒヒヒ

父ちゃん、あたいオトコが欲しいっ！☆

仏の呪いを記した書。結婚したら、桜島が大噴火するぞ！

あたいもう、仏なんかプイッ！

―――すると、嵐が！
御仏のお怒りじゃあ～！オーマイガッ！！☆

そのトバッチリを喰ったアメリカ船！

カミカゼならぬホトケカゼ、恐るべし！！

沈む！沈む！！

敢え無く難破の憂き目に…。

ウホッ！イイ男 ♪　お持ち帰りじゃ～

あたいには仏の呪いが…
何て酷いヤツだ！んなもん、ホットケ！！

改宗したらええやん♪

お義父さん、あんたも改宗な？
―――オーマイガッ！！

さあ、結婚式を挙げよう♪

オメデトサン♪

重い仏像を、軽々と……

―――ポイッ！
怪力オヤジ・雪州！！

即席十字架、セットオン！

チェーンジ！マイガッ！！☆

ギルが村人達を扇動！仏敵を滅殺せよ！！
基地GUY殺戮軍団・ここに結成！！

殺るべ、殺るべ～！

神を恐れぬ不届者どもめ！裁きが下るぞ！

―――いてまえコラァ！！
嬲り殺しにされる、雪州…！☆

邪教徒の巣窟をブッ潰せ！

ワシらの勝利じゃ！ヒャッハー！！☆

女達も、殺戮破壊ショーに大興奮！

汚物は消毒だ～！ヒャッハー！！☆

狂喜乱舞の宴も最高潮。♪

―――だがそこに、桜島の噴火が！！

大自然の猛威が、人々を襲う！

海に脱出する2人！

ギルの最期！！

桜島、大噴火！！

流れ出す溶岩…！

悪夢は去った…！☆

旧約聖書の世界観が想起されるけど、我々的には
やっぱり『デビルマン』とか、あの辺かな～。

忌まわしき蛮民と因習は一掃された。
僕達が新たな時代を築いていこう！♪
みたいな。

日本では1週間でソッコー上映中止とか。
まぁ無理ないかなぁ、この国辱的な内容だと…。☆
実際の大噴火で死者、行方不明者が出てる事への配慮も必要だし。

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