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『異聞猿飛佐助』(1965)【忍者映画】
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彫りの深い高橋幸治の面構えが
全てをカッコ良く見せる。♪
丹波哲郎や佐藤慶との対峙が
それだけで絵になるイケメン得。
この時点では、徳川方、豊臣方
どちら着かずの真田に仕える佐助が、
色々と嫌気の差していた折、
双陣営のスパイ合戦に巻き込まれる。
誰が敵で、誰が味方なのか、
もうワケが解らない。
だが、そんな事はどうでも良い。
どうにでも解釈でき、どうにでも
なり得るのだ。
それら全てが愚かな事だと、
劇中で佐助は結論している。
鳥のさえずる、のどかで明るい
霧の草原で、2人きりの最終決戦。
…何じゃい、あのオイシ過ぎる
石原慎太郎は!!
ここまでのシビアな世界が、もう
全部どこかに持って行かれた。☆(笑)
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