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『忍術真田城』(1960)【忍者映画】

甘い歌声と共に現れるイケメン忍者、
猿飛佐助(里見浩太朗)
クールな霧隠才蔵(山城新伍)

リア充でチートな2人の忍術使いの前に、
行くところ敵無し!


でも、もっと2人のキャラを
ハッキリ色分けた方が良かったのでは?
と思うけどね。
立ち位置も、振る舞いも、ほぼ
変わらないし。芸が無いよ。


霧島八千代が演じる女忍者、
桔梗の精!コレが良い。♪
真田勢をピンチに陥れる強敵
として、劇中で存在感を放つ。

その出で立ちや妖艶さは、
後の作品に登場するくノ一に先駆けて、
基本スタイルを確立している。


玄魔斎の「ヌヒャハハハ!!」な笑い声と、
ブラックサタンの戦闘員みたいな2体分身も
オモロかった。

どうも良く解らんかったのが、
佐助と才蔵のピンチを救った、
千年に一度の彗星接近

なぜか敵の妖術使い“だけ”が、
「ぎゃあーーっ!」とか言って
苦しむのだ。何で?謎だ。(笑)
「ハハハハハ!」と高笑いで
ラッキー勝利の真田勢。♪

家康の寝床に2人揃って現れて
「ふはははは!」
とか笑ってないで、とっとと
カタ付けちまえよ!

などと思うなかれ。これこそが
猿飛&霧隠クオリティなのだ!

合言葉は…
「その首、合戦まで預けた!」
☆(笑)

(『忍術大阪城』のレビューへ続く)


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