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『ポルノ時代劇 忘八武士道』(1973)【忍者映画】

「ポルノ時代劇」とは妥当な銘打ちだが、
それゆえ安っぽく見られるとすれば遺憾。
丹波哲郎、伊吹吾郎、遠藤太津朗の怪演に支えられた
石井監督作品。やはり素晴らしい。
何がってもう、OPから素晴らしい…!☆

女性陣の登場シーンが、ほぼ全裸での記憶しかない。(笑)

忘八者の掟というのが、何だか解ったような解らんような。
やってる事を都合よく正当化するためにチラつかせてるだけの
免罪符みたい。

印象的なシーンは、やはり女忘八衆のゴロゴロ火消し。(笑)

その後、黒鍬者と女忘八衆の戦いを終えて帰ってみると、
抜け駆けたひし美ゆり子がガイジン修道女を責めコマしている。
このシーンも必見。♪

御公儀と吉原との戦争が収束に向かうと、死能(丹波)
の様な存在は消される宿命にある。それを知りながら、
「死ぬも地獄、生きるも地獄」と謳い、斬り続けるのだ…!☆

川谷拓三、今回も安定の死に様。

本作を御覧になった方は、
同監督の『地獄』(1999)も、絶対に観よう!!(笑)

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