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『忍びの者 新・霧隠才蔵』(1966)【忍者映画】

『忍びの者』シリーズ第七弾。

「霧隠才蔵は、生ある限り、徳川家根絶やしのために
突き進むのだ…!!」


大坂の陣の後、家康が死に、秀忠が実権を継ぐまでを描く。

家康は伊賀者を一掃するため、「毒を以て毒を制す」として
風魔一族を配下に置く。

いまいちパンチ力に欠けるリーダーの田村高廣が、
才蔵や伊賀の生き残りたちを、一人、また一人と消していく。
才蔵、危うし!

今回の才蔵は、手裏剣を惜しみ無く投げまくり!
それも一投必殺の威力で、多勢の風魔一族に対し、
実に有効な武器として機能。

その風魔一族の得意技は…
―――ファイヤーダンス!!☆(笑)

「ドンドコドンドコドンドコ…!」
という太鼓のBGMがどハマりしそうな、火の玉ブンブン責め!

だが、我等が才蔵には通じず!
十八番・霧隠れの術には、何と消火作用もあったのです。
とにかく才蔵強い。強過ぎ!

登場時は割とハードな印象の風魔一族だったけど、
山本一郎(現・結城市朗)が画面に出ただけで、途端に
エロ軍団へと早がわり!(笑)

捕らえたくノ一の体をまさぐり、
「へっへっへっ…!♪」
と楽しんでいると、田村高廣が…

「女を抱きたいヤツを集めろ!」

と告げ、一郎を筆頭に総員スケベ面で舌なめずりする
ケダモノ集団へと成り下がる。

←この絵面がもう、可笑しくてたまらんかった。☆

「登場しただけで空気が一変」する役者なんて、
大御所俳優ならともかく、結城さんだよ!?(笑)
いや~、つくづく凄い役者だなと。♪

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