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『ザ・キャッチャー』(1998)【この映画に注目!】

WBC 2023、日本優勝おめでとう!☆記念(笑)

「アメリカ大リーグは最悪のシーズンを迎えた。
世界初のベースボール・パニック・ホラー登場!」


「選手生命を断たれた男は恐るべき復讐に立ち上がる!
血まみれのホームベースに生還するやつはいない。
選手は獲物となり、観客の熱狂は悲鳴に、そしてグランドは
墓場となった!!!」


←このVHSパッケの煽り文句!
否が応にも期待はバブルUPするばかりだ…!

――― 全 部 ウ ソ


だったけどな!!☆(笑)


冒頭、殺人鬼の誕生秘話。野球狂モラハラ毒父から
猛烈なシゴキを受ける、少年ジョニー

「それ位の球が捕れんのか!」
「しっかり打たんかいボケ!」


実質的特訓を課してる時間より、
罵倒してる時間の方が明らかに長い。
居るんだよなぁこういう奴。☆

完全に目が死んでるジョニー。
決して、この少年役者の棒演技などでは無いのだ!(笑)

ブチ切れたジョニー、遂に父をバットで撲殺!!
10数年の長きに渡り収容されるのだった…。


現在。マイナーリーグ最下位が決定の弱小チーム・デビルズ。
事件は、シーズン最終試合後の閑散とした球場内で起こる。
パッケに書いてる「大リーグ」「観客の熱狂」とは
完全に無縁の、寂寥感漂うミニマムな世界観だ。(笑)

そこに運悪く居残っていた選手や関係者が、
何者かに次々と惨殺されるのだ…!

そいつはキャッチャーマスクプロテクターを纏い、
血塗れのバットを持った殺人鬼だった。
…そう、あのジョニーなのだ!

バットで撲殺!!
バットでカマ掘り!!
ピッチングマシーンの的に!!
スライディングの的に!!

「ハハハハ!貴様は~…アウトォーーーッッ!!!」
審判に扮した幻影の父親が、やたらハイテンション。☆(笑)
それに後押しされながら黙々と惨殺を続けるジョニー。


物語の半分近くが、戦力外通告で解雇された捕手・ウォーカー
にまつわるウダウダで占められている。

果たして、殺人鬼ジョニーの正体は、ウォーカーなのか…?

同じ背番号21のユニフォームで、
もはやミスリードと呼ぶのも稚拙な犯人疑惑。(笑)


そして、クライマックス!グランドの各守備位置に、
これまで殺した者の死体をT字架に縛りつけて立て掛け
キャッチャースタイルのまま打席に立つ殺人鬼ジョニー。

満員の観客(妄想)を前に、ご満悦のジョニー。♪
さあ、国家斉唱して試合開始!主審を務めるは父親(幻影)だ。
「プレイボーーール!!」

この直前に観た『アクエリアス』のあのシーンと
やる事が被ってて笑った。☆(笑)


最終決戦、背番号21の座を懸けた(笑)、
キャッチャーvsキャッチャーバットチャンバラも熱いぜ!!

…いやぁ~、置いてけぼりを喰って呆然となるこの味わい。
癖になりますなぁ!♪(笑)ぶははは☆

これ検索すると『ライ麦畑でつかまえて』
(原題 : The Catcher in the Rye)
が大量に引っ掛かるんだよね~。

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