『人間革命』(1973)【この映画に注目!】
丹波先生が…
「アッ――――――!!☆」
(←←←本当だぞ!?(笑))
理屈に合わない事は絶対に納得出来ない元教師、
丹波哲郎の飽くなき求道譚。
と言っても、堅苦しさはまるで無く、
いい具合に肩のチカラの抜けたオヤジが
酒やタバコをクチにして、ざっくばらんに…
「こんな、酒も無い、キレイなねーちゃんも居ない
極楽なんか行きたかないね!ギャハハ☆」
と大笑いしながら、会員らをおちょくり、いじり倒しつつ、
実に俗っぽい、解り易い例えと砕けた口調で教義を説く。
700年前に日蓮が説いた教義を、さも本人のクチから
直接聞いたかの様な、謎の説得力を発揮して
“仏”とは何ぞや?の真理に迫る。
万城目淳やモロボシ・ダンも、真剣に聞き入るぞ。
噂の、十数分に渡る丹波先生の
獄中ワンシチュひとり芝居!
真理を得て開眼に至るまで、ボソボソ呟いてるだけ。(笑)
もう絶対ここで寝るわと思ってたけど、
不思議とマトモに全部観れたな。☆
将来はお父さんの様になる、と告げる子供に対する
妻の不安が、結局放置されたまま話は終わる。
↑
コレで、全てが残念と化してしまったなぁ…。
続編で回収してるのか?
【その他の見どころ】
▼国家権力への対応を巡る、学会と本山の温度差
▼編笠+手錠の行列という、斬新な和製ディストピア感
▼斬首寸前、UFOに救われる日蓮上人(仲代達矢)
▼瀕死の急病から生還を遂げ、家族に囲まれて
ニッコリ♪の笑みが強烈にまぶしい佐藤充
▼“どう見ても菩薩”な、イカツイ元銀行強盗の黒沢年男