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『死の戦士』(1984)【忍者映画】

『怒り新党』でも紹介された、
トルコ忍者カンフー映画!

かのゴッドフリー・ホーも呆れるほどの
ニコイチ…いやミコイチ作品だ。☆
当然、シーンの入れ替わりが激しく、
ストーリー構成は整合性を著しく欠いている。

おそらく話云々より、シチュ重視なのだと見た。
ていうかコレはもう、監督のジュネイト・アルカンが、
主演の自分をひたすらカッコ良く魅せるため
“だけ”のPVだね!(笑)


冒頭の、アルカンの格闘シーン。
「アヤァァーーーァッ!!☆」
とクソやかましい山下タダシ風の
格闘家
との息をもつかせぬ激闘!

既に勝負が着いたにも関わらず、
ジャンプして何度も刀を
グサグサ突き刺す
アルカン!
お前は円谷のレッドマンか?(笑)


所替わり、空手マスターの演武。
忍者集団のボスでもある様だ。
マッチ棒を手裏剣の様に投げて
ドカッ!と木に突き刺す

念動力発火(爆破)能力を弟子達に披露。
皆、高揚して拳を突き上げ、ジャンプしながら
「イヤァーッ!イヤァーッ!」

どうやら、打倒“死の戦士”を目的の鍛錬っぽい。
「共に生き、共に死に、共に戦え!!」


海で美女と戯れるリア充・アルカン。
“死の戦士”とは、どうやらアルカンの事らしい。
何やら、悪夢と闘わねばならない
宿命にある様だ。

彼はトルコ警察の主任刑事で、
パトカーが何台も出動する大捕物に
たった一人で乗り込み、カンフーを炸裂させ
全員ブチのめして終わらせてしまう。☆(笑)

その他…
・バイクのハイジャンプアタックで逃走車をクラッシュさせる
・乗ってる飛行機が爆破されて全員死んでも彼だけはピンピン
・ピストルで何発撃たれても死なない忍者を一撃で倒す
…などなど。


忍者集団による連続殺人に頭を悩ませる上層部。
忍者に精通するアルカンは、敵が如何に脅威の存在であるかを
上層部に説くも相手にされず。
投入した特殊部隊は、多くが忍者に殺られてしまうのだった。

さらにその脅威は、不可思議な
超常現象をも呼び起こす。☆

・検死済の死体がゾンビとなって署内の人間を襲う
植物のツルが巻き付いて襲う
・美女がいきなりトカゲに変身、喉笛に喰らいつく
・夕陽をバックに叫ぶ謎マント男
・いきなり窓の外に発生する嵐と津波


―――そんなこんなで、遂に忍者軍団との最終決戦!

ラストバトルの凄まじさは、『怒り新党』を観た方なら
もう御存知の通り。☆(笑)

アルカンが浴びせる、脅威の弓矢七連射
連射ボウガンとかじゃないよ?
単発の弓だよ?(笑)

激しいカンフーの応酬!
何度倒されても立ち上がるボス!
念動力!発火!爆発!
そして、遂に使っちゃったよ
『燃えよドラゴン』のテーマ!ぶはははは(笑)

…もう、何度も繰り返し観ちゃう。
中毒性高し!要注意!!☆

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