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『青い目の蝶々さん』(1961)【海外映画の中の“日本”】

大女優(シャーリー・マクレーン)と
映画監督(イヴ・モンタン)の夫妻。
妻を主演に数々の名作を撮り、賞賛されてきた夫。

「妻に頼らずとも成功してみせる!」
と一念発起の夫。日本に渡り、
『蝶々夫人』の撮影に取り掛かる。

こっそり夫の後を追い来日した妻。
スッとした引き目のメイク黒のカラコン
ゲイシャに変装。
彼女がすっかり気に入った夫は、妻とは知らず
ヒロイン役に抜擢!

前半から中盤辺りで、“アメリカに居る”妻と
“遠距離”ラブコールする夫。

舞台芝居と同じ様に、両者の居る場所を
間仕切りした同セット内に作って撮影。
ほんの2mしか離れてない所に
夫と妻が居るのが可笑しい!(笑)

ドタバタ喜劇も、話が進むにつれ
夫婦愛がドラマチックに描かれていく。

河口湖の富士山と桜、金閣寺、安芸の宮島と、
美しい日本の情景ランドマークをバックに、
順調に進む撮影。

ようやく妻だと気付き、複雑な胸中で撮影を続ける夫と、
オールUPで、ガチに泣き崩れる妻が切ない。

―――そして、感動のラスト
舞台挨拶に立つシーンは、もう、涙もの…!♪


キャリア開始時の曽我町子(23歳)が出てるんだけど、
どこに出てたのか判らんかった~。

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