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『47RONIN』(2013)【海外映画の中の“日本”】

史実とファンタジーの融合。素晴らしい。実に素晴らしい。☆

特に良かったのが、衣装や鎧の洗練されたデザイン
日本の美スタイリッシュな面だけを昇華させた見事な美しさ。

繰り返し申し述べている事だが、“間違った日本描写”、それは、
“真田広之の居ない日本”の事。

『ラストサムライ』では、トム・クルーズの陰謀により真田の
シーンが大幅にカットされたというが…。

なるほど、これほどのカッコイイ勇姿をアチラで披露されては、
トム・クルーズが危惧したのも無理なからぬ事。

しかしキアヌには、その様に喰われる心配は不要だったね。
なぜなら、キアヌの担当は主にファンタジー面だったから。☆

ニホンジンといえば、この人、俺達のケイリーが演じる将軍
独特の存在感を放っている。

お前の采配で起きた悲劇なのに
「お前達こそ真の武士だ。名誉のハラキリをさせてやるぞ♪」
って、アメリカ人は納得する?

そう!納得や理解の必要など一切無し。
―――サムライ!カタナ!ハラキリ!
それが所望であり、全てなのだ。

これからもハリウッドには、思いっきりカネをブチ込んで
トンデモな日本を描いてほしい。
そして、盛大にコケるのを楽しみにしている。☆(笑)

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