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一生に一度の卒業旅行に。欲張りさん向けヨーロッパの周り方

秋も深まり、学生の皆さんはそろそろ卒業旅行どこ行く?なんて話をしている時期ではないでしょうか。筆者も大学卒業時、クリスマス~年越しの時期に、たっぷりの時間と予算(笑)を使いヨーロッパをぐるりと回りました。
この時の思い出は数年たった今でも旅行に行ったメンバーと集まると「あの旅行最高だったよね」「行ってよかったよね」と毎回話すほどです。

今回はそんな一生の思い出になる、卒業旅行におススメの欲張りヨーロッパ周遊プランをご紹介します。


日程

2019/12/20~2020/1/5の14泊16日、周遊した国は4か国、6都市!
実際に回ったルートはこんな感じです。基本的に都市間の移動は飛行機です。ヴェネツィア-ローマ間のみ夜行電車を使いました。

12/20.21 羽田発-北京経由-フランクフルト(ドイツ)
12/22   フランクフルト-ヴェネツィア(イタリア)
12/24     ヴェネツィア-ローマ(イタリア)
12/27     ローマ-パリ(フランス)
12/31     パリ-バルセロナ(スペイン)    
1/3      バルセロナ-マヨルカ(スペイン)  
1/4    マヨルカ-フランクフルト(ドイツ)
1/4.5   フランクフルト-上海経由-成田

お察しかもしれませんがかなりのタイトスケジュールです。
実際、最後の滞在地スペイン・マヨルカ島で一緒に旅をしていた5人中4人が体調を崩したエピソードは今では笑い話になっています(笑)

訪れた観光地

筆者が14泊の中で訪れた観光地を1部、紹介します。
初めてのヨーロッパかつ、タイトなスケジュールの中だったのでるるぶなどの旅行雑誌で大きく紹介されているTHE観光地みたいな場所を中心に巡りました。

フランクフルト(ドイツ)
レーマー広場
筆者はクリスマスシーズンに行ったため、クリスマスマーケットの会場になっていましたが、普段は市庁舎内部の見学ができるそうです。

アイゼルナー橋
マイン川にかかる鉄製の橋。ドイツ語でこの橋を直訳すると「鉄の橋」。
なんともいかつい名前ですが名前とは裏腹に恋人たちの橋として人気です。
この橋にカップルで南京錠を取り付けると幸せになれるとの言い伝えも・・・

恋人の聖地で1人はしゃぐ筆者。はしゃぎすぎて躍動感ある1枚に。


ヴェネツィア(イタリア)
サンマルコ広場
世界で最も美しい広場と言われ、数々の映画のロケ地としても有名です。
世界一といわれるその光景を自身の目で確かめてみては?

後ろ姿の友達。立ち姿でさえ絵になるのはこの広場のおかげです。



リアルト橋
この橋からはこれぞヴェネツィア!な景色が見えます。運河に囲まれた街並みと赤く染まる夕日のコラボレーションは絶景です。

ローマ(イタリア)
コロッセオ
ローマ帝政期に作られた円形闘技場。唯一無二のその姿に圧倒されます。

馬車がまたなんともヨーロッパらしい雰囲気を作り出しています。


トレビの泉
泉に背を向けてコインを1枚投げ入れるとローマへの再訪が叶うという言い伝えがあるそうで、筆者も背を向けてコインを投げ入れてきました。

スペイン広場
イタリアにあるのにスペイン広場です。
オードリーヘップバーン主演の名作・ローマの休日で見覚えのある方も多いのではないでしょうか。

・バチカン市国
世界最小の独立国であるバチカン市国。国全体が世界遺産に登録されているだけあって、どこを切り取っても絵になります。シャッターを切る手が止まりませんでした。

パリ(フランス)
シャンゼリゼ通り
言わずと知れたパリの代名詞である大通り。
なぜでしょうか。「oh~シャンゼリゼ~」と口ずさまずにはいられません。

エッフェル塔
こちらもパリを代表する観光名所の1つ。
塔周辺にはエッフェル塔をうまく写真に収めるためのフォトスポットが点在しています。
散歩がてら、ベストな位置を見つけてみてください。

ルーブル美術館
こちらもフランスを代表する、観光地。
建物が芸術的過ぎて入り口を30分探しました。

なぜこんな形になったのだろう・・・


凱旋門
軍事的勝利を讃え、その勝利をもたらした将軍や国家元首や軍隊が凱旋式を行う記念のために作られた門。
この門に登れることを帰国後知りました・・・。

バルセロナ(スペイン)
カサ・バトリョ
かの有名なアントニ・ガウディが手がけた建築物の1つ。
突如街に現れる芸術品に心躍ります。

サグラダファミリア
こちらもアントニ・ガウディが手掛けた建築物の1つ。昼と夜、入り口側と反対側とそれぞれ違った顔を見せてくれる不思議な建築物です。140年以上にもわたる工事はいつ終わることやら・・・

マヨルカ島
地中海に浮かぶビーチが美しい島。
観光地の騒音につかれたときはここで波の音を聞いて心癒されてみては?


歴史を感じる建物×ヤシの木!日本にはない雰囲気についてすぐに好きな街になりました。

カンプノウ
誰もが知っているであろうFCバルセロナの本拠地。サッカーファンであればたまらない聖地です。

場内のお土産物屋さんにはカンプノウの芝が売られていました。甲子園の土と同じ感覚でしょうか。

予算

ズバリ、新卒の給料2か月分ぐらいです。
筆者はこの旅行のために週5日授業終わりのアルバイト+日雇いのバイトを掛け持ちして旅費をねん出しました。旅行直前3か月は週7日働いていましたね。どこの会社よりブラックです(笑)キラキラの大学生が工場の倉庫で一日中段ボールを解体したり、梱包したり・・・そのおかげで、あの旅行が経験できたので今はよかったと思っています。

さあ、ここまででヨーロッパ周遊の概要はつかんでいただいたと思うので、
ここからはヨーロッパに来たなら訪れたい観光地、見るべき建築物、食べ物を紹介します。

観光地BEST3

①ヴェネツィア
交通手段は船だけ、電車もバスも一切ありません。そんな水の都ヴェネツィア。
運河をバックに写真に収める街並みはどこも絵になります。
リアルト橋から見る夕焼けの色と言ったら到底写真では伝わりません。

船頭さんのシルエットがまた、情緒ある一枚。

一説によるとあと100年程度で水没してしまうかもしれない都市と言われています。個人的には水没なぞ、何としてでも食い止めなければと思っているのですが見れなくなる前に是非。

②フランクフルトのクリスマスマーケット
これを見るためにこの時期に旅行を計画し、この地に降り立ったといっても過言ではありません。そこらじゅうで売られているソーセージやホットワインのにおい・・・かじかむような寒さの中、アツアツのソーセージが体に染み渡ります。広場のど真ん中にはメリーゴーラウンドが設置され、(どうやって持ってきているんだろうか)子供たちのはしゃぎ声が聞こえます。

眩しいくらいに装飾された出店。お店を見ているだけでも十分楽しい。

文字通り、街中がクリスマスムードに包まれたあの感じ、一生居れます。

③バチカン市国
世界最小の国として知られているバチカン市国。小さいからと言って侮ることなかれ。シンメトリーで創られた建築物は圧巻です。

バチカン市国の全景。この写真を撮るために、なかなかの数の階段を上りました。

建築物BEST3

①サグラダファミリア
現在も建築途中のサグラダファミリア。
140年間も続いているという工事が果たして完了する日は訪れるのか・・・

遠くからはその大きさとシルエットが、近くによると精巧な模様、内部に入るとステンドグラスと、楽しみ方が100通り!


②サントシャペル
パリ中心地から数十分。シテ島にあるゴシック建築教会堂です。
ステンドグラスに光が差し込み、協会内が色とりどりに包まれます。
精巧に作りこまれたステンドグラスを端から端まで堪能してみて下さい。

職人技が詰まったステンドグラスをただ、食い入るように見ていました。


③エッフェル塔

ライトアップも是非見てほしいですが、夜になると1時間に1回塔全体がキラキラと光るシャンパンフラッシュも見ものです。

食べ物BEST3

ありきたりなラインナップで申し訳ないですがやっぱり本場のものは美味しい(笑)

①パエリア(スペイン)
パンより米派&海鮮好きの筆者にとってスペインは天国。
魚介のコクがしみ込んだパエリアを筆頭に、日本でもおなじみアヒージョや生ハムのたっぷり乗ったピンチョス(一口サイズのパンの上に生ハムや肉などの具が乗っており串で刺したもの)、トルティージャ(スペイン風オムレツ)、タコのガルシア風(茹でタコに塩とオリーブオイルで味付けしたもの)etc・・・

スペインのパエリアは1皿2人前で出てくそう。筆者は何も知らず1人でぺろりと平らげていました。

日本でなじみの料理も多く、チャレンジしやすいのも良いですよね。
筆者はこの国に住んだら太る自信があります。(笑)

②パスタ(ヴェネツィア)
ローマでもパスタをいくつか食べましたがこのパスタがダントツ美味しかったです。麺はモチモチ、味はシミシミ。魚介のうまみが凝縮されている絶品です。

お察しの通り筆者はイカ墨が好物です。せっかくのヨーロッパでの食事の写真がイカ墨で映えない写真に、、、笑



③ジェラート(ローマ)

THE王道ですね!しかしこれがまた濃厚な味わいで美味しいんです!
ローマの泉を見ながらジェラートをほおばる、映画のワンシーンのような経験をしてみては?

トレビの泉とともに。我ながらナイスショット。

最後に

パリのマクドナルドでバックを奪われかけた話、マヨルカに行く飛行機で筆者だけ置いて行かれた話、ドイツのスタジアムにサッカーを見に行ったら客席で暴動が起きた話etc・・・

正直1記事では収まりきらないくらい1国1国魅力的でエピソードが盛りだくさんの卒業旅行でした。それそれの国ごとにnoteを書きたいぐらいですが、話始めたらきりがないのでそれはまたどこかで。



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