第81回:直観は「喜び」に繋がっている
今回は、直観は「喜び」に繋がっている、ということを書いていきます。
「直観」とは何の脈略もなく、ふと思いつくことだったりしますが、こういった「直観」は、人間本来が持つ「喜び」という本能から生まれて出てくるものだったりします。
このため「直観」を得たことを行動に変えていくと、経験として「喜び」を得られるようになっていきます。
つまり「直観」とは、人間という「喜び」の存在からの要請であり、それを叶えていくことが、私たちの使命だったりします。
このため「直観」で得たことをどのように具現化していくかということが、私たちの本来の生き方だったりするのです。
そこで普段から出来る限りリラックスして直観を得られるような状況を作り、直観を得たらすぐに行動していくことが欠かせなかったりします。
「直観」を得た後に行動すると効果的
人間は交感神経と副交感神経のふたつが同時に働かせていて、ゆっくりリラックスしているときは副交感神経が優位になり、目的を持って行動するようになると交感神経が優位になっていきます。
このため、「直観」はリラックスすることで副交感神経を優位にすることで生まれたりするものだったりします。
そして、リラックスしているときに浮かび上がってきた直観が「やる気スイッチ」となって人を行動に移させていきます。
このため「あっ!!」という直観が生まれたらすぐに行動するようにすると、スムーズに物事を運んでいけるようになり、運気を上げてくれることになります。
なぜかというと、この直観→行動といった流れが、運を運ぶことになるからです。
人はリラックスするとイメージすることが得意な右脳の働きを強めることになります。
人の右脳の働きが強まると、人間が本能としての持っている「喜び」の意識を「直観」というメッセージに変え、そのメッセージが左脳を活性化させて「やる気」を生み出し行動へと変えていくことになります。
このため、普段からリラックスして「直観」を得るように心掛け、何かしらの直観を得たら即座に行動し、その内容を具現化していくと効率よく物事を成し得ることができるよういなっていくことでしょう。
私も普段、文章を書く前には目を閉じてリラックスして、ふと何か思いついたりしたら文章を書き始めたりします。
また朝、ふと思った直観を題材にして、その日のテーマとして文章を書いていたりします。
いずれにせよ、リラックスして副交感神経を緩めて右脳を活発化して直観を得られやすい状態にし、直観を得たらすぐに行動に移し交感神経を高めて左脳の情報処理力を使って直観をひとつの形に変えていくと、いい結果を得られるようになって運気も上がっていくことでしょう。
「行為」の中からも「直観」が生まれる
直観はリラックスしているときだけでなく、行為の中から生まれたりします。
たとえば散歩していたり、シャワーを浴びていたり、リラックスして身体を動かしていると直観が生みやすかったりします。
また、紙に落書きをしていたり、テンポよく文章を書いていたりしているときも直観が生れたりするものです。
このことは、身体を動かすことはリラックスに繋がっているということを表しています。
ヨガや太極拳というようなゆっくり体を動かすことは、右脳を活性化させるといわれていますが、散歩や落書きといった行為も一定のリズムで身体を動かしていることであるため、右脳を活性化させ直観を生み出しやすくするといっていいでしょう。
その一方で、「ねばならない」的なことを考えていたりすると、直観が生まれなくなってしまい作業を止めてしまったりします。
あるいは「上手に書こう」とか「上手に描こう」というふうに、結果重視で行動してしまうと逆に上手くいかなかったりします。
「ねばならない」とか「上手にやろう」という思いは、左脳の思考力を強めてしまった結果であり、そういった余分な思考が作業の流れを止めてしまったりします。
こういった「ねばならない」的な考えは、プレッシャーに繋げてしまい緊張感を高めるため直観を生みづらくし作業の流れを悪くさせます。
こういったことから、過剰に交感神経を高めてしまうと左脳の思考力を高めてしまい動きを止めてしまうため、何かをしている最中でもリラックスを心掛け、軽い気持ちですることができるようになると、直観を生み出しながら流れに乗って行動できるようになっていくものです。
「楽しむ」ことで「直観」を得る
直観を生み出しながら一つのことをするには、「楽しむ意識」が大切だったりします。
なぜかというと、楽しむことは緊張感をほぐしてくれるものであるため、「力み」を生まないようにしてくれるからです。
また「楽しむ」ということは、当然、リラックスにも繋がっているため、右脳の働きをよくするものであり、右脳から生まれた直観を左脳で具現化していくという自然な流れを作ることができるようなります。
このため、絶えず楽しみながら右脳を働かせ直観を生み出し、それを左脳で情報処理をしていけるようになると、効率的で効果的なパフォーマンスができるようになっていきます。
つまり、「右脳→左脳→アウトプット→右脳→左脳→アウトプット」という流れを保って行動できるようになると、いいパフォーマンスができるようになっていくのです。
この「右脳→左脳→アウトプット→右脳→左脳→アウトプット」という流れは、「直観→思考→表現→直観→思考→表現」という意味でもあり、「リラックス→行動→表現→リラックス→行動→表現」という流れと一致するものです。
したがって、「右脳」と「リラックス」と「直観」は同じ意味と考えてもいいかもしれません。
「楽しむ」=「余裕」=「リラックス」
「楽しむこと」と「余裕を感じること」と、「リラックスすること」は一緒のことといっていいでしょう。
たとえば子どもの頃、自転車に乗り始めた当初は、身体も頭もガチガチだったりします。
しかし、自転車に乗り慣れてくると余裕を感じられるようになって、リラックスしてサイクリングができるようになって、楽しさを感じられるようになっていきます。
こういった感じで、どんなことでもやり始めは緊張し固くなってしまうものですが、コツを掴んでくると余裕を持ってリラックスして出来るようになっていき、やがて、その行為そのものを楽しめるようになっていきます。
そして、余裕を持って何かを楽しめるようになるとリラックスすることになるため、ひとつの行為をしている最中でも「直観」を得られるようになっていきます。
こういったことから、何かするにしてもその行為に負荷を感じることなく自然にできるようになるまでは、一定期間の反復練習が必要だったりします。
しかし、こういった訓練期間を終えて、ひとつの行為を体得できるようになると行為そのものをリラックスして楽しめるようになって、直観というアイデアを生み出しながら、その行為を極めていけるようになっていきます。
このため何をするにしても、それを体得し究めようとするならば、自然に身体が動いて力みなくできるようになるまで反復することが大切であり、力まずにリラックスして出来るようになることが最初のステップだったりします。
「喜び」で生きると効率が上がる
私たちは、どうしても「ねばならない」を前提に行動することが多かったりします。
しかし、この「ねばならない」と思ってする行為は「力み」を生むことになるため、いい結果が得られなかったりします。
「ねばならない」という思いは義務感の強い意識であるため、心が望んですることではありません。
では、心が望んでする行とは何かというと、嬉しいと感じることや楽しいと感じることだったりします。
その一方で、義務感でする行為には嬉しさや楽しさがないため、苦痛を生むことになります。
また、苦痛を感じているという状態は、余裕のないリラックスできていない状況でもあるため直観が生まれにくい状態でもあります。
こういったことから義務感でする行為はやがて行き詰まりを感じるものでり、それがストレスとなって心や身体に影響を与えることになります。
そういった意味でも、人生を豊かで楽しいものにするなら、自分の心が喜ぶことをした方がよかったりします。
心が喜ぶことをするのは、その人が生まれ持った本能を生きることでもあります。
また、喜びという本能で出来ることは、リラックスして余裕を持って出来ることでもあるため、溢れ出る直観に従って生きるとことが出来るようになります。
しかもリラックスして出来ることは、頑張らずにできることであり、最小限の時間で成し得ることも可能にさせます。
つまり、「喜び」の中で直観を活かして行動できるようになると、効率的で効果的なパフォーマンスを生み出せるようになっていくものなのです。
そういった意味でも、出来る限り自分の心が喜ぶことをするようにして、直観を生み出しながら行動していけるようになると、それだけで人生が楽しく豊かなものになっていくものなのです。
こういったことから「喜び」から発する「直観」を行動していくだけで、運気が上がっていくものなのです。
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