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SIW2022、大学生交流会を実施

みなさん、こんにちは。SIWの大学生チーム担当のミッツです。
今年も残すところ数日となりましたね、寒い日が続いているので、みなさん暖かい服装でお過ごしください。

さて、今年で5回目となりましたSIWですが、昨年に引き続き、大学生チームを発足し、実際にSIWのイベント・ワークショップへ参加しながら、大学生の目線で積極的に活動いただいてきました。

今回は、SIW Student AmbassadorとSIW Student Partnerのみなさんがリアルな場で交流する場を企画し、より踏み込んだワークショップを実施しました。

渋谷でやってみたいこと

今回の交流会では、SIW Student AmbassadorとSIW Student Partner合わせて12名の大学生に参加いただきました。

リアルに会うのは初めてな方も多く、まずはみなさんはじめましての自己紹介タイム。

大学や専攻、趣味、SIWに参加したきっかけなど、事前に振り分けたチーム内に分かれてそれぞれ自己紹介をしていただきました。

各チームごとの自己紹介タイムの様子

今回は3チームに分け、それぞれテーブルごとに渋谷未来デザインのメンバーが1名ずつ参加し、多角的な目線でディスカッションを盛り上げました。

各テーブルには、ワークショップらしくポストイットやペンを用意し、リアル開催ならではのやり方を実施しました。(なんか懐かしい笑)

個人的にですが、まだ答えが見えていないことやアイデアを膨らますディスカッションをするときは、オンラインよりもオフラインの方が、フラットに話しやすい環境を作りやすく、結果として良い意見・アイデアが生まれると思うからです。

そして、今回のディスカッションテーマは『渋谷でやってみたいこと』

日本だけでなく、世界中からも注目を集める多様性の街 "渋谷"。

遊びに行く場所、学びに行く場所、新たな発見がある場所、今の大学生は何を思い、どう考え、何をしたいのか、たまには真剣に考える時間も大事なので、SIW2022のインプットも活かしながら、ワークショップを実施しました。

議論を深めていく中で、より具現性を持ったアウトプットになるように、今回は「ゴールデンサークル理論」という考え方を用いて、『渋谷でやってみたいこと』をディスカッションしました。

ゴールデンサークル理論とは

そもそも「ゴールデンサークル理論」とは何なのか。

引用元:www.ted.com

この理論は、2009年にマーケティングコンサルタントであるサイモン・シネック氏が『TED Talks』でプレゼンした「優れたリーダーはどうやって行動を促すのか」の中で提唱されたものです。

気になる方はこちらから動画が観れます。

まずは1人1枚短冊に『渋谷でやってみたいこと』を書き、チーム内で発表します。

その後チームで1つのテーマを選び、そのテーマについて深くディスカッションし、WHY→HOW→WHATの3点を中心にまとめてもらいました。

チーム発表

各チームとも議論が盛り上がりすぎてしまい、予定していた時間よりも大幅に時間がかかってしまいましたが、発表の時間となりました。

せっかくの機会なので、十分に時間を取りたかったですが、時間的制約もあり、結論が出ていない状態での発表になってしまい申し訳なく感じております。。。

チーム①の発表の様子

ひとチーム目の発表では、それぞれ『渋谷でやってみたいこと』を発表し、共有している点について、まとめてくれました。

・自然と都会が融合する温かい街を作りたい
・スクランブル交差点を封鎖した音楽フェスに参加したい
・同世代の人が個性を出し合える場所を作る
・未来都市”渋谷”として世界のロールモデルにしたい
・明治通りを封鎖して、盆踊りで練り歩きたい

率直にどれも個性が出ていて、非常に面白いと感じました。
これらの意見に共有していることは、以下の2点があると思います。

【世代、性別、人種、国籍に関係なくいろんな人と交流したい】
【渋谷を楽しい街にしたい】

今回は時間的制約により、議論できませんでしたが、WHY(なぜ)の部分まで突き詰めていくと、さらに具体的なアクションへとつながり、人々に共感を与えることができると思います。

なぜ交流したいのか、なぜ楽しい街にしたいのか、そうすることによって、どんなこと解決できるのか、ぜひ議論してほしいです!

さて続いてふたチーム目の発表に移ります。

チーム②の発表の様子

こちらのチームも個性豊かなアイデアが出ていますので、ご紹介します。

・渋谷の強みを活かしたい
・人と集まって話したい
・日本の良さを知ってもらいたい
・デジタルの可能性を追求したい
・渋谷に今ある環境を利用して何かをしたい
・若者の投票率を上げたい
・渋谷に癒し空間を作る

この中からピックアップしたのは、

【渋谷に誰でも無料で休める空間を作りたい】

WHY:渋谷は誰でも受け入れる多様性の街であり、そのためのさまざまな努力をしています。
HOW:誰でも無料で休める空間です。
WHAT:Eスポーツ大会や映画祭、テントサウナ、ファッションショー、ディベート大会などを実施します。

クリアしたい課題として、渋谷で休憩しようとするとどうしてもお金がかかってしまい、どこも混んでいて休む空間がないことが挙げられました。

大学生目線の率直な課題点だと感じます。

なんでもやりたい!と思うことは簡単ですが、WHY(なぜ)を考えるクセをつけるために実施したのが、今回のワークショップの趣旨でもあるので、ぜひこの経験を別の機会でも活かしてほしいです。

さて最後のチームの発表です。
チームごとにまとめ方や発表の仕方が異なり、とても豊かな個性を感じます。

チーム③の発表の様子

まずこのチームは意見を出す前提として、①渋谷の好きなところと②渋谷の嫌いなところの2つを出したようです。

①渋谷の好きなところ
・日本だけでなく、世界中から注目されている
・幅広い層に方々が利用している

②渋谷の嫌いなところ
・治安が悪い
・人が多すぎる
・目的がなく来ている人が多い(とりあえず渋谷?)

これらを踏まえ、出た結論が、

【良くも悪くも人が多いのが渋谷】であるということ。

WHY:
人が多い分、それぞれの渋谷に対する帰属意識が低く、自分達が渋谷を作っているという意識がないことが問題点であると導き出しました。

HOW:
会いたい人に会える街(コミュニティ育成の強化)

WHAT :
あえて何もない真っ白な空間を作る
そこには常設の店舗はなく、常にPOP UP SHOPや期間限定なものがあり、いつ来ても新しい発見・つながりが期待できる空間。

こういった「渋谷が好きになる」場所を作ることで、渋谷を好きになって、少しでも帰属意識を増やすことで、さらに良い街になるのではないかと結論付けていました。

また今回のSIWにおいても、もっと登壇者とイベント参加者が実際に交流することができる懇親会や場所を提供して、インタラクティブな空間を作ってはどうか、という意見も出ました。

実際にイベントに参加した大学生の貴重な意見であり、ぜひ来年以降に活かしたいと思います。

実際に集まったアイデアの短冊

最後に

約2ヶ月という短い期間でしたが、現役大学生の皆さんとイベントを通して、交流することができ、個人的にも学びや気づきがありました。

改めてご参加いただき、ありがとうございました!

イベント後の集合写真の様子

いろんなことを学び、経験することができる大学生の時期に、さまざまな業種・職種・考えに触れることで将来の人生設計に影響があるかもしれません。

参加したメンバーからのコメントはこちらです。

メンバー①
「渋谷だからこそできること、全く新しい体験を考える機会を企業の方と話し合う機会はあまりないため貴重な経験ができた。」

メンバー②
「こんなにも新しさに触れた機会はなかったと思いました。何気なく過ごす渋谷について再考し、どうあるのか、どう変えていけるのかを考える機会になったことは自分にとって大変大きな機会だったと感じました。」

メンバー③
「普段大学で学ぶことができないような分野について触れることができ、価値観が広がった。」

デジタル技術の進化により、常に情報が身近にあり、便利すぎる世の中かもしれませんが、ぜひチャンスは自ら取りにいってほしいと願っています。

(意外とその辺に転がっているかも….)

このSIWとの出会い、発見、学びを通して、これからの世界をもっと良くしていきましょう。(人間だけでなく、他の生物、そして地球にとっても良いことを目指して)

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