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徒然なるままに生きたいなぁ

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うつになってから人生振り返ってみた。 日々感じたり、思ったことや昔話を綴っていきます。 たまに関係ないことも語ってます。
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2021年8月の記事一覧

うつ病になったときのこと79

うつ病になったときのこと79

かつ丼を残し、やや傷心気味に家に帰ると、嫁がリビングに横たわりながらお義母さんと話をしていました。

あんた、出産前にまた来てそのあとは旦那もあんな状態やし、産まれてきた子どもの面倒見るのも大変やろうからしばらく手伝ったるわ。とお義母さんがいっていました。

嫁が、

あと2か月であたいの自由な生活も終わるんか~。子どものことはよろしく頼むで~。グミ食べたいからとってや~。

この母娘の会話はいつ

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うつ病になったときのこと78

うつ病になったときのこと78

30分くらい待ったでしょうか・・・

お待たせしました、どうぞ~と甲高い声で看護師さんに呼ばれました。

診察室に入り、椅子に座ると

こんにちは
症状はどうですか?と聞かれたので
自衛隊病院で診断書をもらって休職延長したこと。
頭痛は相変わらず続いていること。
食欲は以前に比べ戻っていること。
生活リズムも安定してきていること。

を聞かれる前に話しきってしまいました。

先生はカルテにメモをし

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うつ病になったときのこと77

うつ病になったときのこと77

そうこうしているうちに嫁の実家から通う2回目のメンタルクリニック受診日となりました。

ただ、予約時間が11時30分であるという微妙な時間と待ち時間を考えると帰宅は13時をすぎることは間違いありません。

嫁は、

気分転換に外食でもしてから帰ってきたらよろしいですやん。
こっちもお昼作るの面倒やからテキトウに済ましとくし。そもそもお腹が大きくなってきている嫁は自分で料理をすることはほとんどなく、

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うつ病になったときのこと76

うつ病になったときのこと76

嫁のお母さんが帰ってきました。

挨拶もそこそこに

あんたも大変な仕事でいろいろたまっているものもあったんやろ
まあ、こっちのことは気にせんと養生しなさいや意外とあっさり解放されました。

私は床に横たわる場所をリビングから寝室のフローリングに移動することとなりました。

嫁は母親が戻ってきた一週間の間、ひたすら動くこともなく、ドラクエをやりまくり(これは変わっていない)、ドラマを見続け、家事を

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うつ病になったときのこと75

うつ病になったときのこと75

受診の疲れもあり、気がついたら外は夜でした。時計の針は8時を指しています。

あんた、夕飯どうするんや?
麺でよいんか?嫁はソファーに座り、ドラクエをやっていたようです。

私はうどんで、というと嫁はキッチンに行き支度をしてくれました。

しばらくすると、

できたでよ。
今日は頑張ったから卵落としといたからしっかり栄養つけや~そう言ってまたドラクエをやり始めました。

私はリビングの椅子に座り、

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うつ病になったときのこと74

うつ病になったときのこと74

ノロノロと車を進めながら途中で〇亀うどんを見つけたので遅い昼食を取りました。

うどんをすすった後、念のため持ってきた薬を服用しました。そのまま隣のコンビニでコーヒーを買い、車ですすりながら休憩しました。

嫁にLINEで終わった旨の連絡を入れると全く既読になりません。

嫁は携帯を不携帯する傾向があるため気にも留めませんでしたが、課長には結果を報告してもらわなければなりません。

とりあえず家に

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うつ病になったときのこと73

うつ病になったときのこと73

待合室で呆然と待っていると看護師さんが診断書を渡してくれました。

大変お手数なんでが、診断書発行記録を受付で処理していますので、このファイルと一緒に受付で診断書がでましたと言ってください。私は看護師さんにお礼をいい、重い足取りで受付に行きました。

受付で書類を渡し、しばらく待っていると最初に受付をした事務員さんが私を呼びました。

お疲れさまでした。診断書は熊本の職場に郵送するよう依頼を受けて

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うつ病になったときのこと72

うつ病になったときのこと72

コーヒーを飲み終わり、精神科の待合室に戻ると待っている隊員は一人だけになっていました。

思ったより早く進んだんだな・・・・

私は受付の看護師さんに戻ったことを伝えると、

次にお呼びするのでもう少々お待ちくださいと言われました。

5分ほどたったところで、前の患者さんが出てきました。

付き添いの上司でしょうか・・・二人で出てきたのでおそらく休職するかどうかの相談をしたところだったのかもしれま

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うつ病になったときのこと71

うつ病になったときのこと71

精神科受付でファイルを看護師さんに渡すと待合室に案内されました。

待合室には6名程度の陸上自衛隊の制服を着た隊員が座っていました。

この様子だと待たされそうな予感満載です。

民間の心療内科と異なり、皆同じ制服を来ているので特徴的な様子はわかりません。

表情が暗く顔色が悪い雰囲気は同じような感じですが、半分はマスクをしていました(当時はコロナのコの字もなかった)。

やはり顔色を見られたくな

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うつ病になったときのこと70

うつ病になったときのこと70

コーヒーを飲み終わり、カップを捨てると私はまた車を発進させました。

走ってみると10分程度で自衛隊病院に到着しました。

警備員の誘導で駐車場に車を停めると私は車から降り、病院の中に入ろうとしました。

あれ・・・閉まってるな???

よくみると工事中のため受付はあちらと矢印が書かれています。

矢印に沿って進んでいくとプレハブに病院受付と書かれた看板がありました。

中に入り、受付で課長から嫁

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うつ病になったときのこと69

うつ病になったときのこと69

自衛隊病院の受診は午前11時の予約でした。

私は計画どおり2時間前に家を出ました。

嫁は、

ダメそうだったら電話しなよ~車持ってかれるから迎えには行けんけどwwwなにか考えて対応するわ~いてら~といって見送ってくれました。

カーナビをセットしてあるのであとは私の体調次第です。

しかし、9時という時間帯は世の中が一斉に動きはじめる時間であることをすっかり忘れていました。

予想以上に車が走

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うつ病になったときのこと67

うつ病になったときのこと67

その日もリビングの床に転がっていました。

嫁が話しかけてきました。

課長さんからメールがきたで。

診断書はやっぱり自衛隊病院でもらわないとアカンらしいわ。

来週の火曜日の午前中に予約とってくれたらしいから受診してくれってさ。最寄りの自衛隊病院まで遠いことはわかっていました。

駅からも遠く、バスの本数が少ないため予約時間には合いません。

すると嫁が

なんか駐車場あるって言ってるから車で

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うつ病になったときのこと68

うつ病になったときのこと68

何だかんだで自衛隊病院受診日前日となりました。

私は運転で事故を起こさないかどうか、という不安でいっぱいでした。

考えるだけで思考は負のスパイラルに陥っていきます。

嫁に不安を話すと

ほな、早めに出てコンビニをスタンプラリーみたいに寄って休み休みいくしかないですやん。あんたには行く以外に選択肢はあらへんのやから。
一人で行かすのは悪いとは思っとるけど、あたいもしんどいねん。そこんとこ、シク

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うつ病になったときのこと66

うつ病になったときのこと66

それから数日はモヤモヤとしたまま過ごしていました。

頭痛は治らないし、自衛隊病院行くのもイヤだしとネガティブな思考は止まることはありません。

ただ、良いこともあって徐々に規則正しい生活が送ることができるようになりつつあることでした。

朝は8時に起きる。
昼寝を決まった時間にする。
夜、寝る前に睡眠導入剤を決まった時間に飲む等、以前に比べたらだいぶ回復している実感はありました。

嫁よりも規則

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