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おうちラーメンまさに至高

毎日そんなにレパートリーがあるのかと感心するほどに私は夢を見る。

昨日の夢では職場の先輩方と汗をかきながら大盛りラーメンを喰らっていた。きっと寝ている私はお腹が空いていたのだろう。半日たった今でもあのこってりとしたラーメンのスープを思い出せるし、何ならもやしのシャキシャキ感をも思い出すことができる。

仕事の日は職場におにぎりふたつと味噌汁をもって昼ご飯としている。
ラーメンを食べられるのなんて休みの日くらいだろう。

今はコロナ禍もありなかなか進んで外食とも行きづらい世の中だ。

だからこそおうちラーメンが捗る。

小学生の頃から夏休みのお昼ご飯はインスタントみそラーメンと決まっていた。親が共働きだったので兄弟で1人いくつ食べるかと争奪戦になっていた。今ではみな働きそんなことも無くなったが、おうちラーメンは社会人になった今でも好きなメニューに入る。

インスタントラーメンは茹でれば簡単に作れる初心者料理であるが、手馴れてきたらトッピングに凝ってみるなど、出来上がりの創造と空腹に耳を傾けることで理想のラーメンが家で作れてしまう。

私はこってりラーメンはもちろん好きだが、いつでもたくさん健康に食べたいので野菜ラーメンを気持ち積極的に作っている。

ごま油でささっと炒めたもやしとピーマン、人参玉ねぎ小松菜キャベツ。そしてネギにきのこ。
比較的季節を問わず安定して食べることのできるこの野菜たちが常連だ。カット野菜でもなんでも炒めてしまえば美味しいラーメンの具材になる。
この中に厚切りの大きな大きなベーコンがあれば私は大満足だ。

熱々の鍋で茹でられていく麺と、隣のコンロではジュージューと音を鳴らしながら炒められている野菜たち。

麺のゆで時間3分が1秒がとても長く感じられる。
あの麺を茹でている時間のもったいぶられている感じがとてもいやらしい。

3.2.1.0ピピピッと音を鳴らすタイマー
瞬時に止めるガスコンロと換気扇

湯をざるできりもくもくとあがる湯気。
待ってましたといわんばかりのつやつやの麺を丼にそっと落とし込む。ここで勢いよく入れてしまえば麺が器を外して落ちたり水が跳ねる原因になる。
付属のスープの粉をフリフリ、パッパと入れお湯を注ぎよくよく混ぜる。
そこに油でこれまたつややかになった野菜たちを麺の上へ山になるよう盛り付ける。
ここに味たまもあれば完璧。
なくても最高。

美味しいおうちラーメンの出来上がりだ。

あとは静かにいただきます。


明日はどんなラーメンを食べようか、

迎える休日を思い腹が鳴る。

終わり

#創作大賞2023 #エッセイ部門

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