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社長の思い

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八鹿警備保障の代表取締役である田路智洋社長による手記。日々の仕事上の気づきや若社長としての心情を赤裸々に綴ります。
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#致知

教える事は教えられる事

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昨日、隊長会議があった。

最近はこの会議を上手く利用して管理者教育を行なっている。
致知購読なんかはその一環だが、当初の意図を超えて多くの隊員が感想文を書いてくれる。
昨日は井上隊員が自身の野球経験を元に書いた感想文を読ませていただいた。
この前の西垣隊員といい、本当に嬉しい限り。

そして管理者教育の新たな試みとして今回からコーチングの勉強をしようということになった。

第1回目の講

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仕事で人間を磨く

今月の致知学習は侍ジャパンの監督としてチームをベスト4に導いた小久保監督がイチローから教わったことについての記事についての感想。

個人的に印象的だったのは、野球というものをいい成績を上げたり、得点を稼いだり、有名になるためでなく、人間力を鍛えるためにあるという旨のイチローの発言に衝撃を受けた件の部分。

こういった発想は禅に通じるものがあると思う。

目先のお金を稼いでも、それを使う自分の価値観

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致知学習④

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今回は元全日空のCAで人材育成・組織活性化のコンサルタント会社、アカネアイデンティティ代表の加藤茜氏の“CA経験で培った「魔法の伝え方」を伝授”について。

読んで感じたのは、彼女はサービスに対して主体性が高いということ。

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それが結果として高い職業意識に結びついていると思う。

例えば、クレーム客が座れと命令しても、彼女はそれはお客様に失礼な旨おっしゃって、丁重にお断りしている。

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致知学習を終えて③

今回も意義深い回だった。

もちろん、隊長、隊長代理の方々もしっかり読まれていて、それなりに面白い視点もあった。

ただ、今回は特に若手の西垣隊員の文章が印象的だった。

課題の記事の文脈に沿う形で、丁寧に内容を読み込んだ上で控えめに感想を書かれている。

そういう意味では感想というより、レポートに近いと思う。

なのでやや主体性が見えにくい面もあるが、それ以上に地に足がついている文章なので、彼の

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致知学習③

今日の致知学習は身体詩パフォーマー・オーハシヨースケ氏による二宮尊徳に関する話について考えた。

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この話を読んで印象的だったのは「問い」に関する部分だった。

幼い頃から度重なる不幸に会ってきた二宮尊徳は 人生の問いを深めていくとオーハシ氏は言う。

水車は半分が水に浸かるように人間によってつくられたからこそ回るように、物事も天の理に人の理を加えることによって進展していく。

だから

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致知学習を終えて②

今回の題材は前回と比べ対談者の性質もあるのか、いろんな解釈が可能なものだった。

それだけに隊長や隊長代理の考え方やアプローチが見えやすく、致知購読を通じた隊長や隊長代理の考えを交わす回だったと思う。

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何かを行動する時、片岡鶴太郎氏のように直観に基づいて行う場合もあるが、通常は朝倉千恵子氏のように常日頃から自分の中で心掛けていることや基準みたいなものがあると思う。

そんな彼女の心掛けや考

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致知を読む②

今回は俳優の片岡鶴太郎氏と新規開拓社長の朝倉千恵子氏との対談を読みました。

今回のテーマは気韻生動。気力。
2人に共通するのは自身の行動やパフォーマンスが自分の気持ちの持ち方と結びついているという点です。

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まず朝倉氏の気持ちの持ち方がすごくポジティブだということが素晴らしかった。

確かに片岡氏の言うように誰でも出会いのチャンスはあると思います。
でもその時に、それを縁にできるかどうかは常

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致知を読む①

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昨日朝、隊長会議の課題の関係で致知2018年9月号の全日本柔道男子代表監督の井上康生氏とALSOK会長CEOの村井温氏との対談記事を読んだ。

2人とも指導者という立場から如何に選手や部下を生かす環境を作っていくかに心を砕いている。

どうすれば熱意・誠意・創意といった内発力=主体性を有する人材が育ってくれるか。

まず、そのためには、井上氏は選手が自ら考える環境を作ることが大事だといい、村

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雑誌「致知」を読んだいただく意味

1.(1) 獺祭で有名な旭酒造社長の桜井博志氏がその著書「逆転経営」の中で、米を作るには、家族や親戚や隣近所で協力し、ムラ全体でも灌漑といった共有物を公平に使用する必要があった。
それが日本人の集団主義につながっていったのではないか、という旨の話をされていた。

ということは稲作を主食とする農耕生活をしていない今の日本人は自己主張をするものを叩く必要性がないということになる。

にもかかわらず、未

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