致知学習③

今日の致知学習は身体詩パフォーマー・オーハシヨースケ氏による二宮尊徳に関する話について考えた。

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この話を読んで印象的だったのは「問い」に関する部分だった。

幼い頃から度重なる不幸に会ってきた二宮尊徳は 人生の問いを深めていくとオーハシ氏は言う。

水車は半分が水に浸かるように人間によってつくられたからこそ回るように、物事も天の理に人の理を加えることによって進展していく。

だからたとえ両親が死んだり、一家離散という悲しいことがあっても、努力という人の理によって物事を好転させるができる、と。

そのために人生から与えられる「問い」に真摯に向き合ってきた尊徳の生き方に自分は共感を覚えました。

これを読んだ時、宿命を受け止めて運命を切り拓くニーチェの話を思い出しました。

自分が望まない宿命から目を背けて見せかけの自由に逃げても人生は進まない。
であるなら、今の現状を受け止めて、その中でベストを尽くしていく。
そうすれば今やっていることが充実し、人生が回り出す。それが運命を切り開くことになると。

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そんな思いで自分は親父の会社を継いで今に至っています。

とはいえ、自分の仕事もいいことばかりじゃありません。むしろ自分の思い通りにいかない。我慢しなければいけないことの方が多いです。

人手不足・人件費高騰の流れが経費を圧迫する一方、その分をお客様に転化しづらい状況が今です。

でも、そんな時でも、その中で天の理からの「問い」を考え続け、自分が今できることを考えることが大事だということをこの尊徳の記事は教えてくれたと思います。

自分が背に火の燃付がついた八鹿警備の不動尊になれるのかはこれからの取り組み次第かなと感じました。

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あともう一つ印象に印象に残ったのは気韻の部分に書かれる深呼吸の必要です。

目の前の業務に追われがちな自分達はどうしても深呼吸を忘れてしまいがちです。

深呼吸が気の流れをよくし、相手に対する思いやりや愛情につながる。

仕事の合間でも、休日のひとときでもいったん、深呼吸をしてみる。
それが物事を大らかにみるきっかけになるのではないか。そのための工夫を隊長のみなさんにはしていただきたいと思います。

そのうちの1つの試みとして自社は山岳部を設立しました。
日頃のいらいらや業務のストレスを山の綺麗な空気を吸って解消しましょう!

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