致知を読む②

今回は俳優の片岡鶴太郎氏と新規開拓社長の朝倉千恵子氏との対談を読みました。

今回のテーマは気韻生動。気力。
2人に共通するのは自身の行動やパフォーマンスが自分の気持ちの持ち方と結びついているという点です。

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まず朝倉氏の気持ちの持ち方がすごくポジティブだということが素晴らしかった。

確かに片岡氏の言うように誰でも出会いのチャンスはあると思います。
でもその時に、それを縁にできるかどうかは常日頃からの心がけだったり、努力だったりすると思います。

朝倉氏の場合、いつも「迷ったら困難な道を選ぶ」「向き不向きより前向き」「やらない後悔よりやった経験」ということをお話されるほど常日頃から意識し、いざ、自分の憧れの鶴太郎が現れた時にマネージャーを通してお声がけをするという相手の立場に配慮したお声がけをするという形で実践された。

そういった姿勢と行動力が彼女を優秀な営業ウーマン、女性経営者にしたのだと思います。

あと彼女の話の中で個人的に好きな部分としては3人のレンガ職人の話です。

同じレンガを積む仕事でも気持ちの持ち方によって、その位置付けが変わり、10年後の3人のポジションも変わっていく。

そのことは警備業務でもあてはまるのではないかと思います。
例えば同じ現場に立つことも、それを上から言われ、ムカつくけど日銭なり月給をもらっているから仕方なく立つというのか。

それともこれによって不審者の気持ちが萎え、悪いことをしなくなる。これは犯罪予防の効果があり、お客様だけでなく、社会の安心感向上に貢献しているととらえるのか。

それをやるのは他でもないあなた方現場の責任者です。

えらいわ。だるいわ。暑いわ。寒いわ、だなんて弱音を吐くことを口癖にしてはいけない。

そうすればそれは隊員全員の士気に影響する。

隊長の気持ちの持ちようが自身だけでなく、隊員の士気、ひいては仕事の質に影響を及ぼすということを彼女の話から学びました。

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次に片岡氏の行動を起こす際の気持ちの素直さです。
言い方の点でよく分からない部分はありましたが、自分の直観に従って、それを行動に移すことができる点が素晴らしいと思いました。

あと片岡氏の話の中で個人的に好きな部分は困難に直面した時にチャンスだと思い、決して要領をかまして逃げないという部分です。

大事なことってめんどくさいもの。その面倒臭さを受け入れて、毎日コツコツと積み上げていく。
目の見えない部分で手抜きをしない。
そういった丁寧さがあるからこそ、片岡氏も朝倉氏もひとかどの人物になれたのだと思います。

うちにはいないとは思いますが、バレなきゃいい、適当にやればいいという隊員がいると聞きます。
でも例えばバレないようにタバコを吸ったり、スマホをいじっても、多くの場合、誰かに見られています。

そして例え、見られていなくとも、そういった怠け癖が付くと、いざという時の頑張りに悪影響を及ぼす。またパフォーマンスの細かな部分が適当になる。
それが積もり積もると、お客様の目にも付くようになり、警備料金、契約金額にもリアルに反映される。そして結局、それが自分たちの処遇にはねかえるのです。

だから勤務姿勢が大切なのです。

隊長・隊長代理のみなさんにはそのことを常にいかなる時も心して、隊員の教育・指導にあたって頂きたいと思います。

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