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社長の思い

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八鹿警備保障の代表取締役である田路智洋社長による手記。日々の仕事上の気づきや若社長としての心情を赤裸々に綴ります。
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2016年12月の記事一覧

今年を振り返って

みなさん、今年は良い年でしたか(^_^)?

まだまだだけど隊長会議を軸とした組織作りが進展したこと、従業員との信頼関係がある程度構築できたこと、ホームページを完成させたこと等経営後継者として成長できた点で自分にとってはいい年でした👍。
来年は事業承継問題を含め経営後継者として本当の意味で試練の年になるとは思うけどそのための準備もある程度は出来たと思います。人手不足問題を解決出来れば言うことは

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僕にとっての「楽しみ」

メリークリスマース🎉。みなさんそれぞれ楽しいクリスマスをお過ごしになって何より👍。

僕は人手不足のため昨日は一日中現場仕事。その上、久々にケアレスミスを連発😭。嫌だったなあ。でも楽しかった😄。
アラフォーのおっさんがクリスマスイヴに現場入りの何が楽しいのかという方もいるかもしれない。

キャバクラで姉ちゃんとおしゃべりすること、ギャンブルにハマること、おしゃれなお店で美味しい料理を

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まずはパシッと!

現場に入ると隊員の気持ちがよくわかります。

例えば病院警備・駐車場警備での立哨(りっしょう)業務。
正面玄関や職員出入口付近であいさつを行うなどして不審者の警戒・監視にあたる業務のことです。
その目的は防犯です(その裏には職員や施設利用者にあいさつを行うことによる好感度アップという隠れた目的があるがそれは置いといて(笑))。

その業務であいさつをする中でたいがいの人は普通に返してくれま

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出光佐三的なもの

昨日、劇場で映画「海賊と呼ばれた男」を観た。イギリス海軍に突っ込むシーン等多少突っ込みどころはあったもののいい映画だったと思う。

この映画は明治〜戦前〜戦後の時代の波に翻弄されながらも自分の信念を貫き通した男である国岡商店店主国岡鐵三の人生を描いたものである。

この映画の主人公のモデルは出光興産創業者の出光佐三である。
東邦石油、石統、商工省、欧米の石油メジャーに英国政府と彼の前には

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警備の難しさと面白さ

警備の難しさと面白さ

今日、急遽午前中にセコム依頼のATM関連の警備仕事に入ることになった。

 この仕事は保守点検中のATM付近に立ち会うもので主な目的は取引先の財産保護、不審者の有無の確認といった犯罪予防。典型的な警備仕事である。

 しかし、実質的にはユーザーの方に現在ATMが使用できない旨の告知をし、場合によっては近くのATMの場所の案内や苦情処理といったコミュニケーション的要素が強い。これもまたある意味典型的

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本物の警備の根底にあるもの

警備会社も民間のサービス業である以上、お客様に与える安心・安全の根底には安心感の提供がなければならない。

とするなら警備員に必要な要素としてはサービスそのものだけでなく、言葉遣い・身だしなみ・所作・立ち振る舞い・礼儀・勤務態度等仕事に対する姿勢一般が含まれるはずである。
それを一言で言うと「仕事の結果以上に姿勢を重視する」ということ。
それが弊社が目指す本物の警備の根底にあるものである。

電話交換の警備的意味

電話交換の警備的意味

契約先の病院での仕事は巡回や出入管理といった警備業務よりもむしろ夜間や休日の電話交換業務がメイン。

基本的にこの業務は緊急の怪我や病気についての診察のご相談を救急外来の看護師にお繋ぎするのがメインですが、医者同士をおつなぎしたり、売り込みの業者や診察時間外の精神病患者の問い合わせをお断りして医者との接触を防止したり等業務内容は多岐に渡ります。

この業務は警備業法上の警備じゃないが、病院職員

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ドスコイ警備保障

幕内に入れず引退した元力士の受け入れのため警備会社を設立、その会社名はドスコイ警備保障(株)!!

この前、小説「ドスコイ警備保障」(室積光著)を読みました。

突っ込みどころ満載だけど発想は面白い。
確かにああいった外見は威圧的なのにどこか人を和ませてくれる要素があるし、シコで鍛えた強靭な脚力があるし、礼儀も叩き込まれるので警備に向いているかも。
誰かそういう世界とつながりのある人がいたら紹介し

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八鹿警備を本物の警備の提供ができる「組織」にしていく

八鹿警備を本物の警備の提供ができる「組織」にしていく

病院警備の隊長にとって本物の警備=「顧客を感動させる当たり前を究めたサービス」とは5S活動をサービスそのものの内容にまで踏み込むものとのこと。

確かに職場である公立施設が求めるものはユーザーの利便性よりも施設の円滑な運用だと思う。

そして上記の意味での5Sが実現されると仕事がより正確かつスピーディになり、いい意味でシンプルになる。それは施設の円滑な運用につながり、顧客満足につながる!

ただそ

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オーデンとの出会い

Leap before you look
   W.H.Auden

The sense of danger must not disappear

The way is certainly both short and steep,

However gradual it looks from here;

Look

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隊員の現実・思いを受けとめる

やっと従業員意識調査の分析が終わった。

中小企業大学校東京校での課題で出された従業員意識調査、通称モラルサーヴェイ。

これはおそらく中企業を想定して作られたものなので弊社には一部そぐわない部分はあるものの、会社組織を分析する手法としては有効なので卒業後も定期的に実施し、分析を続けてきた。

今回は3回目。1回目の時より自分なりに八鹿警備という組織の実態が見えてきた段階での実施なので厳し

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「いま、ここ」

「いま、ここ」

ドラマ化されるということで先日、久々に本棚から引っ張り出して「嫌われる勇気」を読んだ。
この本は心理学者アドラーの考えを哲学者と青年の対話形式で記述されたものである。

人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである。その悩みによる劣等感は主観的な解釈の問題である。置かれている現状と向き合い、回りの評価に必要以上に捉われず、でも回りを信頼して、彼らのために社会のために自分のできることを一生懸命考え、

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工事現場にて

工事現場にて

工事現場に立つとたまに思うことがある。ここに立つ意味があるのかと。

警備員には警官みたいに交通整理の権限がない。
なので停止の誘導をしてもトラックの運ちゃんに無視されることもしばしば。
どうせ自分たちなんていてもいなくても変わらないと何人かの隊員は思うのかもしれない。
そんな無力感が隊員の勤務態度をいいかげんにする。
結果として社会的に軽く見られ、労務単価も抑えられるはめになる。

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