<スマホ脳>の何が問題なのか?【いつもの「脳」が変わる生き方1】
先日、10冊目の電子書籍『マインドフルネス実践でいつもの「脳」が変わる生き方』をKindle出版したことをお知らせしましたが、2022年という新たな年を迎えたことをきっかけに、いつもの「脳」が変わる生き方、始めてみませんか?
そういうわけで今回は、いつもの「脳」が変わる生き方として、<スマホ脳>の何が問題なのかということについて述べていきたいと思います。
<スマホ脳>の何が問題なのか?
数年前から「スマホ脳」という言葉がよく知られるようになりましたが、スマホが気になることで注意力が散漫になり、大事な勉強や仕事、読書などに集中できなくなることは、大きな社会問題になってきているように思います。
以前にnoteでも取り上げたベストセラー『スマホ脳』(久山葉子 訳)のなかで著者のアンデシュ・ハンセン氏は、
と述べていますが、今やるべきことになかなか集中できない理由には、ドーパミンを放出させる、生物としての仕組みが関係しているのです。
このことに関して、たとえばジョージワシントン大学教授のダニエル・Z・リーバーマン氏らは『もっと! 愛と創造、支配と進歩をもたらすドーパミンの最新脳科学』において、
「生物にとって、未来に関する最重要目標は、未来がやって来たときに生きていること」であり、
「価値がありそうなものを見つけると、ドーパミンが始動し、「目を覚ませ、注意を払え。これは重要だ」というメッセージを送る」
と述べています。
また「欲求を感じるかどうかは、あなたが自分で選んで決めているわけではない。それは、あなたが遭遇したものに対する反応なのだ」としています。
ドーパミンは「報酬系」や「快感回路」に関わる。
オンラインゲームやギャンブル、アルコールの摂取など、「依存症」や「中毒」になるリスクが高い、「どうしてもやめられない習慣」に関わってくるのは、「報酬系」(reward system)や「快感回路」(pleasure circuit)と呼ばれる脳の領域だといわれています。
そしてその「報酬系」には「ドーパミン」が関与しているとされています。
すなわち、脳の腹側被蓋野と呼ばれる部位からドーパミンが放出され、側坐核を中心とした「報酬系回路」が活発になるのです。
つまり、いつものやめられない習慣には、快感や気持ちよさをもたらしてくれる「報酬系」や「ドーパミン」が深く関係しているのです。
ここまで<スマホ脳>の何が問題なのかということについて述べてみましたが、今回の記事では、スマホ脳にはドーパミンが関わっているため、いつものやめられない習慣を変えるには、このドーパミンやドーパミンを放出させる仕組みとどう付き合うかが大切になってくる、ということを知っておいていただきたいと思います。
(ちなみにドーパミン自体が悪いというわけではありません)。
そしてそのドーパミンに振り回されないようにするために有効なのは、(10分間程度でも構わないので)毎日マインドフルネス瞑想を実践し続けることだと思われます。
続きは次回の記事で述べたいと思います(^^♪
お忙しい中ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます😊
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