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ストレスの捉え方を変えれば「健康」になり、運も良くなる❓【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方31】

日常生活のなかで遭遇する、いつもの「運が悪い」を、マインドフルネスによって変えてみませんか?

前回の記事では、幸運であるためには、お金よりも「健康」のほうが重要であり、「健康」になるためには、まずは日常のストレスを減らすことが大切であると述べました。

自分自身がどうしてもイヤな気分になる人間関係や場所であれば、そのストレスから距離を置くために環境を変え、あえて関わらないようにするのもストレスを減らすための有効な手段です。

しかしながら、日常生活で遭遇するちょっとした「ストレス」であれば、柔軟な心によって「ストレス」の捉え方を変えてみることが大切です。

突然身に降りかかった不運な出来事を「やっかいごと」「ストレス」だと認識してしまうのは、簡単には取り除くことが出来ない思考のクセのようなものですが、たとえば、アメリカにおけるマインドフルネス瞑想法の第一人者であるジョン・カバットジン氏は、原題が「やっかいごとだらけの人生」とも訳されている、『マインドフルネスストレス低減法』(原題 “Full Catastrophe Living” 春木豊 訳)のなかで、

 人間の思いこみや考えというものは、無意識のうちに、人間のあらゆる行動に影響を与えています。そして、これはもちろん、いい影響か悪い影響か別としても、健康にも深い影響を与えているのです。

と述べています。

『マインドフルネスストレス低減法』(春木豊 訳 北大路書房)
『マインドフルネスストレス低減法』(春木豊 訳 北大路書房)

また、

「〝肉体的な健康は、その人の自分自身に対する考え方や感じ方、そして、ほかの人や世界との関係のとり方と密接な関係がある〟」

とし、このことは、

「〝ある種の思考パターンや感情パターンなどの心理的傾向が病気にかかりやすい状態をまねく〟」

ということを意味しているといいます。そしてその心理的傾向とは、

「絶望感や無力感を増長する考え方」
「コントロールできないという意識」
「他者に対する敵意と皮肉癖」
「人生に挑戦する情熱の欠如」
「感情表現能力の欠如」
「社会的孤立感」

などであり、「健康にとって、こういったものはすべて非常に有害であるということになる」としています。


また、期待したり予測したりしたことが、実際には思い通りにはならなかった時、精神的なストレスを感じてしまいます。

つまり、

「大通りに出ればすぐにタクシーを拾えるだろう」
「いつも微笑んでくれるあの人は私に特別な好意を寄せているに違いない」
「娘はこの誕生日プレゼントを喜んでくれるだろう」

など、予測したところで結果的に思った通りにはならない、確実ではない、すなわち「不確実」であるということが「ストレス」になるのです。


このことに関して、「マインドフルネスの母」とも呼ばれているハーバード大のエレン・ランガー教授は、『マインドフル・ボディ』(徳間書店)という著作のなかで、 

「予測や推測が可能だというのは幻想にすぎない。それを忘れがちなのは、私たちがマインドレスだからだ」

とし、「多くの可能性にマインドフルに向き合えば、推測は実際には難しいということも納得できる」が、

「ものの見方が硬直化していると、推測の誤りは見過ごされて、推測が可能だという幻想を持ち続けることになる」

と述べています。

次回へと続きます……😊

お忙しい中ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます(^^♪



noteでの連載【毎日マインドフルネスで「運が悪い」を変える生き方】に加筆修正を加え、Kindle電子書籍にしました😊


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