退化と記憶 散文

私は少し頭を使うゲームが好きだ。テトリス、2048、チェスなど。テトリスは授業中にも狂ったようにやり込み、違反カードを何枚も切られそれでも尚やっていた。もちろんSwitchのテトリス99も。これのVIP部屋で平均順位がだいたい1桁。
チェスもchess.comというサイトで一時期狂ったようにやっていて1度ai分析正確度91くらいまで出せたことがある。
課金までしていたのに最近はめっきりやらなくなって、久しぶりに対戦したらクソザコナメクジになっていた。感覚で言うと始めて日が浅い中学生くらいの頃。あの頃は弱くても日々成長していく感覚が楽しかったけれど、そこそこ出来る頃を覚えている今だとひたすらもどかしかった。

いろいろあって高校をやめたけれど、高校2年生がどうしようもなく楽しくて青春だった。今の何も無い現状を見てずっと過去に縋ってる。
もしもだけれどおばあちゃんになったらこんな感覚をまた味わうのかな?身体能力、記憶力、思い出。いや身体能力は今も無いようなもんだけど。

思い出は思い出して「あぁ良かったなぁ」で終わるんじゃなくて必ず今と比べてしまう。何か思い出すのは決まって不幸な時。
忘却は幸せの証なのかもしれない。
そう考えると忘れ物ばかりで毎日シバかれ「6年2組忘れ物女王」の名を欲しいままにしていた昔の私もすこし報われますね。



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