ZAT式ウェイトトレーニング
筋肉は、効果器としての機能と受容器としての機能の二種類を
持っています。
そして一般的に行われるウエイトトレーニングは
レジスタンストレーニングであり、効果器としての能力の向上が
主となります
しかし、ZAT式ウエイトトレーニング
(ZATメソッドにおけるウエイトトレーニング)では
効果器よりも受容器としてのパフォーマンス向上を主とするものです。
その為、筋肉に効かす
(大胸筋に効いてる、広背筋に効かすなど)
という事は末梢の麻痺の為のリハビリや特殊な場合を除いて行いません。
効かすというより聴くといったほうが適切と言えます。
効かせてしまったら筋肉は硬直を起こし、居着くこと
つまり死に体になるからです。
ZAT式ウエイトトレーニングは、むしろ
やり込むほど筋肉を硬くさせるのではなく
粘りのあるしなやかな柔らかさにする事で、息の通った筋肉に
仕上げることを目指しています。
そして同時に、何よりも大切になるのが
受容器としてのセンサーの感度を増すことにあるのです。
空気を読む為には筋肉を硬直させるわけにはいきません。
筋肉と七情、つまりは感情は切り離しては存在せず、そこに思考を通して
精神力も絡んで来る為に、尚更このセンサーとしての筋肉はしなやかに保つ必要があるからです。
ZAT式ウエイトトレーニングは
呼吸トレーニングでありマインドフルネスでもあるのです。
気を巡らすとは血行を良くする事です。
自律神経と中枢神経、そして肉体をバランスよく調和させるための
ウエイトトレーニング、それがZAT式ウエイトトレーニングなのです。