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わたし、お疲れさまでした。

いま、お風呂に入って、照明を暗くして、ソファに寝そべっています

今日は、夫が子どもを寝かしつけてくれています

窓を開けていると、涼しい夜風がふわりと吹き込んでくる
いまがいちばん気持ちのいい季節

きのうは、蛍を見に車で20分くらいの山の中の川にいきました
あいにくの満月だったけれど、暗い川辺で、無数の蛍がふわりふわりと飛びかっていて、小さな光が暗い川の底に散らばっていて、夜空をひっくり返したみたいだった

日中は暑かったけれど、山の中の川辺の夜はとてもつめたくて、体が冷えてしまった
帰りの車中では、いつもは当たり前に感じていた街灯やショッピングモールのネオンが不自然なほどちかちかとあかるく感じられて
別の世界に迷い込んでしまったような気がした


今日は、わたしの仕事納めでした
最終日といっても普通に忙しくて、バタバタしていて、なんとか挨拶まわりをしたり、デスクを片づけたりしていた

幸いなことに、お局さまは今日は昼から休みで、気楽に挨拶をしたり、ねぎらいの言葉をかけられたりした

いまの職場は、特別に仲のいいひとというのはいないのだけど、気のいいひとが多く、何気ない雑談が案外わたしの楽しみになっていた

昔、わたしの大嫌いな上司がいっていた言葉で、印象に残っているものがある
職場にはイヤな奴も、気の合わない奴も、ダメな奴も、いろんなひとがいるよねみたいな話の流れで

「でも、みんな同じ船に乗っているから」

とふとその普段は嫌味な上司がいった

わたしはいまでも、会社の良いところはそこだな、と思う

別に友達でもなければ、家族でもない
いっとき同じ組織に所属して、組織のために仕事をしているだけの何でもない関係だけど
みな、結局は同じ船に乗っているのだ、というなんともいえないつながりを感じる


今日、上司との面談で、今後ステップアップする気はある?と聞かれた
私は、実は一度子育てや妊活のために断ったことがあり、もうミドサーだし、若くもないし、一度断ってるし、もう無理かなと思っていた
(わたしの会社では、20代で最初のステップアップをするひとが多い)
だから、ステップアップの対象として気にかけてくれてるだけで嬉しかった
またいつの日か、小さくてもその気持ちの灯火を保ち続けたらいいと思いますよ、といってくれて、上司からしたら別段深い意味はないんだろうけど、なんだか無性に嬉しかった



わたしは労働がすきではない
働くのは嫌なことがたくさんある
別に上昇志向もないし、お金をたくさん稼ぎたいわけでもないし、できればずっとのんびりしていたい

けれども、できる限りずっと働きたいとは思っている
なぜなら、仕事をすることで、毎日規則正しい生活を送ることができ、他人と何気ない雑談をすることができ、何かしらの作業に集中することができるからだ
もっとものごとを知りたいという好奇心も満たせるし、自分のできることでひとに感謝されるのもいい気分だ

それは、自分の感情や生活をコントロールをすることが苦手なわたしにとっては、精神衛生を保つための、一種の生活療法みたいな、リハビリみたいなものでもある

昔からわたしは完全な自由というものが苦手で、何をしてもいいといわれると、何もする気がなくなってしまう
信じられないくらい無気力で、怠惰になってしまうのだ
ある程度縛りとか制限があるほうが、上手く自分のリズムをつくれる人間だ

過去の昼夜逆転、ネット漬けの生活
朝起きずにだらだらと寝過ごして、夜は寝つけずひたすらスマホ
身だしなみも整えず、どこに出かけるのもおっくうで、ご飯を食べるのも歯磨きするのもお風呂に入るのもめんどくさい
何もかも無意味で、価値がないように感じて、塞ぎ込んでしまう、みたいな生活はもうしたくない


今回の長期休暇は、できれば生活リズムを崩さずに、毎日小さなタスクを淡々とこなして、メンタルを一定に保てるようにしたい

毎朝決まった時間に起きたいし
朝ごはんをつくって食べたいし
ピラティスや散歩の習慣も続けたいし
少しずつ家の片づけや掃除もしたいし
スマホの代わりに読書や勉強もしたいし
子どもとの時間もゆったりと過ごしたいし
簡単な自炊を習慣づけたい

まあ、なかなか思いどおりに過ごすのは難しいんだろうけど
少しでも、心穏やかに、凪の気持ちで過ごせますように

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