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愛だけがある【短歌5首】

臆病な自分のことを慈しむさよならせずに ひかる自転車


差し伸べた手を取り合って抱き合って日々を過ごした 夢じゃなかった


水滴でふやけてく指、ただ見てた すいかの匂い、夏の残像


「また明日」心からそう思うとき怒りは消えて愛だけがある


暑過ぎてイライラしてるそんな時思い出すのは君の口笛





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