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木漏れ日から感じる春の訪れ

小さな希望が叶った。本当に小さな希望。
だから今日はお礼参りに神社を参拝しています。


2年前の春、とある小さな希望を胸にこの地にやってきた。
単身赴任先から電車を乗り継いでも僅か30分ほどで、意外と近い。


住吉大社。


このお社の奥には「五大力ごだいりき」と言う関西屈指の開運パワースポットがあります。小石を拾ってお守りにすると、5つの運力が授けられ心願成就のご利益があるとされる。


五大力現場


ちなみに、授けられる雲力は「体力」「智力」「財力」「福力」「寿力(寿命力)」の5つです。言ってみれば、願いの全部盛りだ。


当時、「五」「大」「力」の文字が刻まれた小石を見つけ、社務所で買った専用の袋に入れて四六時中持ち歩いたこの2年間。仕事で持ち歩くバックの収納に入れっぱなしにしていたので、持ち歩いたと言うより放置と言う表現が正しい。


おや、初穂料(袋代)って¥300だった気がするけど、高騰する原油価格に紛れて値上げ?まさかね。



ただ、この「五大力」信仰にはルールがあります。
「倍返し」するんです。


「倍返し」と聞くと、勝手に「仕返し」と思い込んでしまいますが、五大力で言う「倍返し」は良い意味で用います。はじめてこのルールを聞いた時は、ハッとしてホッとしました。はるか昔にどこかで聞いたフレーズみたいと感じるのは僕だけかも。


希望が叶ったあかつきには、お借りしている「五大力」と記された3つの石を返納するだけでなく、自分でも「五」「大」「力」と小石にしるして一緒に奉納します。誰かに夢や希望を繋いで行く感じですね。



僕はこの幸福を拡散するルールがとっても好きで、そもそも日本人には受け入れやすい気がします。だって僕自身も、この誰かが記した小石を拾って2年間持ち続けたのですから。そして実際に小さな希望が叶いました。


参拝する僕の前にはひとりの若い男性がいる。20代半ばであろうか。時間をかけてしっかり拝んでいるところをみると、彼もまた何か希望が叶ったのであろう。若い男性がひとりで参拝している姿をみると、不思議と心が和みます。こんなに素直で素敵な心を持った若者がいるんだなと。


明らかに季節が変わり、樹木の間からは柔らかい陽光が漏れている。時折肌をそっと触る優しい風は、厳しかった冬の寒さをすっかり忘れさせてくれる。ふと足元に視点を移すと、鮮やかな若葉が芽吹きはじめ、より濃厚に春の到来を告げている。


今年も春がきたんだ。
また新しい出会いがやってくるね。


Canon EF 50mm 1.8 STM


最後まで読み進めて頂きありがとうございました。🌱


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