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ポトレ界とコスプレ界の違い#2★データ送信内容

 こんにちは!コスプレ・創作写真を撮影しているsinです。

 さて、前回から引き続き、ポートレート・創作界(以下、まとめてポトレ界と記載します)とコスプレ界の違いを具体的な例を挙げていきましょう。

  基本的にポトレ界では、カメラマンがモデルに撮影データを渡す時はセレクトしたデータのみの事が多いです。それ対してコスプレ界では、失敗作以外の全データを渡す事が多いです。(中には失敗したものも含めて全てを欲しがるレイヤーもいます)

 これは僕がポトレ界からコスプレ界に来た時に、一番大きな違いであると感じた事柄でした。

 コスプレ界では、自分で画像を編集するレイヤーが大多数なので「現像しなくてもいいから撮って出しのデータをそのまま渡す」事が基本です。
中にはRAWデータまで欲しがるレイヤーもいます😅←個人的に拒否したい事柄です…(これに関しては後日、改めて記事に書きたいと思います)

 前回書いた様に、コスプレ界では基本的に相互無償(ギャラ無し)・スタジオ代折半なので、お互い対等な立場な為、その日のデータは全て受け取ると言う考え方です。

 最近はレイヤーがポトレ系カメラマンと撮影する事が増えてきたので、レイヤー側から「あの人はデータを全部くれない、酷い!」と不満が出るケースがあります。
カメラマン側からすれば「全部あげる必要はないだろう。こちらで良いと思って選んだものだけ送れば良いのだ。」と思う人は多いです。

 知り合いのレイヤーから聞いた話ですが、カメラマンによっては見本として小サイズデータで全データを渡し、その中からレイヤー側に数十枚分の気に入ったデータを選ばせ、それをレタッチしたもののみを大サイズで渡すケースもあるらしいです。
 しかしこの方式ですと、レイヤー側からしてみたら「レタッチしてくれるのは別に良いけど、それとは別に撮って出しの全データも欲しい!」となります。これは前述した通り、コスプレ界はレイヤーが自分でレタッチする文化だからと言うのが理由の一つです。

 (主に創作系)カメラマン側からしてみたら「自分のデータを他者(レイヤー)にいじられるのは嫌だし、自分が納得したもの・レタッチしたものしか大サイズで渡したくない。勝手に編集されたものをアップされたくないし!」と言う思いなのでしょう。
 これは文化の違いによるものなので、どちらが良い悪いではないのですが...😅 (ちなみに僕は全データ渡す方に賛成です)

 その後に大きなトラブルに発展する場合もあるので、フィールドが違う者同士が撮影する場合は、データの受け渡し(内容)に関して事前に確認しあっておくのが得策でしょう。双方、納得できる条件時のみ撮影に進む方がお互いの為です。 

 次回は実際に、僕はどの様な内容・方法でデータを渡しているかに関してお話したいと思います。
 それでは、またお会いしましょう😊

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Model : 小日向楓
(本文と写真は関係ありません)

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