シンゴはカービング屋さん

群馬の丸沼・尾瀬岩鞍をメインにカービングターンレッスンを主催 晃平理論、伊東流カービン…

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群馬の丸沼・尾瀬岩鞍をメインにカービングターンレッスンを主催 晃平理論、伊東流カービング 主催→コモンズ/片品スノーボーダーズマーケット/アマ王

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第0回カービングターンの教科書

みなさんの中でスノーボードってなんですか? 僕にとってはライフです。人生です。 スノーボードの中の大事な技術、カービングターン。 カービングターンには素晴らしい魅力があります。 年をとっても、足が不自由でも、パークがなくても、どこでもどんな人でも楽しめる。 じゃあ教科書ってありますか?検定対策じゃないですよ。カービングターンの本質を語ったものってありますか? それ、僕がやります。 いやお前誰だよ?確かに。「何を」言うかより、「誰が」言うか、ですよね。 申し遅れました。イ

    • 第9回板を踏む

      随分と更新が空いてしまいました。 この間にもこのnoteを購入していただいた方がいて、大変有難いです。その想いに応えるためにも更新しなければと思いつつ、時の流れは早いものです。 私自身も子供が産まれたり、シーズンメンバーへのレッスンでトライ&エラーを繰り返し、人間として指導者として、またターンの表現者としても少しは成長してきたような気がします。 ターンの技術としては速いターンを突き詰めていっている所です。 さて今回のお題は速いターンに繋がっていく「板の踏み方」 板を踏むと

      • 第8回前後の荷重方法

        滑走中、僕は常に板に接する足の裏から頭のてっぺんまで体を貫く一本の「柱」のイメージを持っています。「軸」とも呼ばれるものでしょうか。みなさんはどうですか? さて、前後の荷重の配分についての話です。 前後とは、前足と後ろ足です。ノーズとテールですね。どちらを強くすれば良いか、はたまたどうやって強くすれば良いか。 答えは3Dです。 その前に。 一般的に前足と後ろ足、どちらに乗ったほうが良いか、どちらを強くすれば良いか、と聞かれたらそれは「後ろ足」と答えます。 「前足」に乗る

        • 第7回アンギュレーション

          インストラクターにとって一番必要な技術は何かと問われれば、必要な時に必要な量の栄養素を与えることだと思います。そうしなければいくらトレーニングしても欲しい筋肉はついてこない。 教えたがりおじさんの問題点はそこにあって、あれって自分が好きな肉を食え食え言ってるだけなんですよね。 それを分かった上で僕がおじさんのように「ポジションだぞポジション、まずポジションから食うんだ」としつこく言うのはですね、これがどんな時にでも必要だからです。 ポジショニングについては過去のノートでたく

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        第0回カービングターンの教科書

          第6回スノーボード哲学②

          はい、来ました。哲学の章では上達のための心得のようなものを紹介していきます。 今回は ポジショニング③の章で話した「丸ごと受け取る」という話です。 【丸ごと受け取る】 これはレッスンを受ける時の心得です。 色んな人のレッスンを受けてきた人に有りがちな話ですが、色んな人の良いとこどりをしようとします。 この人の話のこの部分は自分にしっくりきた、とか この部分だけ取り入れてやってみよう、とか そういうやつです。経験上、こういう人って上手くなりません。 なにが駄目か。 いやいい

          第6回スノーボード哲学②

          第5回ポジショニング④

          しつこくてすみません。またポジショニングです。だって大事なんです。 でもこんなに大事なのに、今まで教えてもらったことってありますか?たぶんあまりないんじゃないかと想像します。きっとポジショニング8割、その他2割、の「その他」の部分を教わってきたんじゃないでしょうか。ラッキーですね。ここでこの記事に出会えたんですから。というか、何かを感じてここまで読んでくださったみなさんの感性と行動力がすごいです。そして感謝します。ありがとうございます。 ポジショニングについて、何回かに分か

          第5回ポジショニング④

          第4回スノーボード哲学①

          カービングターンの教科書では技術的なものとは別に、上達のための心構えを書いていこうと思います。 ポジショニングの話が続いたので、少し休憩も兼ねて。 僕は哲学的な考え方を大事にしています。 哲学とは何か。 それは物事の本質を捉えるということです。その動きはなんのためにやっているのか、それをやることでどうなるのか、そんな風に自分に問うことです。 幸福度ランキング、ありますね。あれは幸福に対しての何種類もの指標があって、それを「科学的」に数値化していくというものです。 でもその

          第4回スノーボード哲学①

          第3回ポジショニング③

          欲しい情報を最短の時間で手に入れる。 みんなが望むことだと思います。僕なんかせっかちでYouTubeでも早送りして見たいとこだけ見ちゃったり。でもそうして得たものって身にならないですよね。次、滑り出す時には好きなようにやっちゃってる。ただ消費してるだけなんですよね。口から入れたインスタントラーメンをうんこで出すみたいな。落ち着きましょう。筋肉にしましょう、脂肪だっていいんです。身につけましょう。 ここで紹介していく技術は、とてもシンプルですが身につくにはやはりそれなりの時間と

          第3回ポジショニング③

          第2回ポジショニング②

          さて、ポジショニング編の続きです。 と、ここまでですでにご購入いただいた方がいらっしゃいます。なんて粋な方でしょうか。そんな粋な方に応援していただけるとは幸せです。なんだか楽しくなってきましたね。僕が楽しければきっとさらに良いものが書けるでしょう。 有機的。化学反応。 Twitterでもこの記事について書いてくださっている方がいて、そこからやはりなんかしらの影響を僕も受けています。 #カービングターンの教科書 をつけて疑問点などツイートしていただければ記事に反映していくので

          第2回ポジショニング②

          第1回ポジショニング①

          カービングターン、というかすべてのターンにとって一番大切なもの。それはポジショニングです。 カービングターンの教科書、最初のテーマはこれ以外にありません。 角付け、荷重、ローテーション。いえ違います。ポジショニングです。これに尽きます。 僕のレッスンでは常々言っているのですが、ポジショニングで8割方決まります。あとの数百ある様々な技術は残りの2割の中での取り合いでしかありません。いいですか。何回でも言いますよ。 大事なことはポジショニングです。 まず基本的な考え方として、「

          第1回ポジショニング①