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乳酸菌てホントスゴイ!って、種類も多過ぎで凄さも分かりにくい🤣

乳酸菌にはさまざまな種類があり、それぞれが異なる働きを持っています。以下に代表的な乳酸菌の種類とその働きの違いを紹介します。

1. ラクトバチルス属(Lactobacillus)

代表例:
Lactobacillus acidophilus(ラクトバチルス・アシドフィルス)Lactobacillus rhamnosus(ラクトバチルス・ラムノサス)

働き:
ラクトバチルス属の乳酸菌は腸内環境を整える効果が高く、主に善玉菌として働きます。特にアシドフィルスは腸内の有害菌の抑制や便秘の改善、免疫力向上に寄与します。また、ラムノサスは腸内フローラのバランスを整え、下痢予防やアレルギー症状の緩和に役立つとされています。


2. ビフィズス菌属(Bifidobacterium)

代表例:
Bifidobacterium bifidum(ビフィズス菌ビフィダム)
Bifidobacterium longum(ビフィズス菌ロングム)

働き:
ビフィズス菌は特に大腸に多く存在し、腸内のpHを酸性に保ち、悪玉菌の繁殖を防ぎます。消化管の健康維持や免疫システムの強化、さらには便秘や下痢の予防に役立つ菌です。ロングムは特に、ストレスに対する抵抗力を高める効果もあるとされています。

3. エンテロコッカス属(Enterococcus)

代表例:
Enterococcus faecalis(エンテロコッカス・フェカリス)

働き:
エンテロコッカス属の菌は腸内の消化酵素の働きをサポートし、食物の消化吸収を助けます。また、ビタミンB群の産生に寄与し、全体的な栄養吸収を向上させる役割を果たします。

4. ストレプトコッカス属(Streptococcus)

代表例:
Streptococcus thermophilus(ストレプトコッカス・サーモフィルス)

働き:
この菌は主にヨーグルトなどの発酵食品に使用されることで知られています。腸内環境を整え、消化不良の改善に寄与するほか、乳製品に含まれる乳糖の消化を助けるため、乳糖不耐症の人にとっても有益です。




有名なヤクルト菌もさわりだけご紹介

ヤクルトに含まれている乳酸菌は、「Lactobacillus casei strain Shirota(ラクトバチルス・カゼイ・シロタ株)」という種類の乳酸菌です。一般的に「シロタ株」として知られています。

シロタ株の特徴と働き

  1. 腸内環境の改善
    シロタ株は、腸内の有害菌の増殖を抑え、善玉菌を増やすことで腸内フローラを整えます。これにより、便通の改善や消化吸収の促進に効果があるとされています。

  2. 免疫力の向上
    シロタ株は、腸内の免疫細胞に働きかけ、免疫力を高める効果があります。特に風邪やインフルエンザの予防にもつながる可能性が示唆されています。

  3. ストレス軽減
    いくつかの研究では、シロタ株が腸内環境を整えることで、ストレス軽減や精神的な安定にも寄与する可能性があることが示されています。これは「腸脳相関」によるもので、腸の健康が脳機能にも良い影響を与えるという考え方です。

シロタ株と他のラクトバチルス属の違い

シロタ株は特に耐酸性が高く、胃酸や胆汁に強いため、生きたまま腸に到達する能力が優れているとされています。この点が他の一般的な乳酸菌と異なる特徴です。

ヤクルトは、シロタ株の効果を最大限に引き出すために、1本あたりに大量の乳酸菌を含んでいるのが特徴です。


⇩⇩⇩乳酸菌と認知症予防⇩⇩⇩


近年、乳酸菌が認知症予防に役立つ可能性についての研究が進んでいます。特に、腸内環境の改善が脳機能に影響を与える「腸脳相関(gut-brain axis)」が注目されています。いくつかの乳酸菌が以下のようなメカニズムを通じて、認知症予防に関与していると考えられています。

1. 腸内環境の改善

乳酸菌を摂取することで腸内の善玉菌が増加し、悪玉菌の数を減少させることができます。腸内の炎症が軽減されると、全身の炎症も抑制され、脳の神経細胞が守られます。これにより、脳機能の低下を防ぎ、認知症予防に寄与すると考えられています。

2. 免疫システムの活性化

乳酸菌は免疫システムを活性化し、炎症や酸化ストレスを抑える効果があります。これにより、脳の神経細胞がダメージを受けにくくなり、アルツハイマー病などの神経変性疾患の進行を遅らせる可能性が示唆されています。

3. 短鎖脂肪酸の生成

乳酸菌は腸内で短鎖脂肪酸(SCFA)を生成します。これらの脂肪酸は腸のバリア機能を強化し、炎症や有害物質の脳への影響を防ぎます。さらに、SCFAは神経保護作用を持ち、認知機能の低下を防ぐとされています。

4. ストレス軽減効果

一部の乳酸菌(例えばLactobacillus rhamnosusなど)は、ストレスホルモンのレベルを低下させる効果があります。ストレスが軽減されると、脳への負担も減り、認知症のリスクが低減すると考えられています。

乳酸菌を日常的に摂取することは、腸内環境の改善だけでなく、脳の健康維持にも繋がるため、認知症予防の一環としても効果が期待されています。

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