地平線まで続く真っ白な塩原~ウユニ塩湖旅行記~
人生で最も長い飛行時間を経てたどり着いた、人生で最も感動した絶景に出会う旅の記録です。
目的地は、死ぬまでに一度は見たい奇跡の絶景と呼ばれる「ウユニ塩湖」です。
奇跡の絶景
真っ白で平らな塩原が絶景を作り上げます。昼間(見出し画像)と夕暮れで趣が異なる美しさを味わえます。
ウユニ塩湖
ウユニ塩湖は南米のボリビア西部、アンデス山脈に囲まれた世界最大の塩原です。
かつて海の底だった場所が、アンデス山脈の急激な隆起により海水の湖となり、乾燥した気候により海水が蒸発して形成された塩原とされています。
その面積は約12,000平方km(南北約100km、東西約250km)で、日本の新潟県とほぼ同じ大きさ。標高は約3,600mに位置します。
人生最長の飛行時間
この旅は2015年2月、私は当時台湾に駐在していました。台湾では旧正月(春節)の休暇が一週間程度あり、その休みを利用した旅でした。
休み直前で決めた旅で、少し遠回りのルートとなりましたが、その分旅の思い出も深く心に刻まれています。
振り返ると本当に長~い飛行時間でした。特に帰路は接続の良い便が取れず、シカゴと成田で宿泊し、ウユニから台北まで4日間もかかりました。
この旅程だけを見ると感動よりも疲労が大きな旅と思われるかもしれませんが、ウユニ塩湖の奇跡の絶景は疲れを忘れさせてくれるものでした。
ウユニでの3日間
現地ではツアーに参加しました。ウユニ塩湖に行くには車が必要で、一人旅は難しいためです。
ウユニ到着の夜から早速ツアー開始です。まずは星空鑑賞ツアー。周囲に大きな町がなく、空気が澄んでいるため、空いっぱいに広がる満天の星空を見ることができます。見たことがない多くの星、言葉を失う美しさでした。
写真はうまく撮れず。みなさん、現地でお楽しみください。
2日目は朝から夕方までウユニ塩湖を満喫しました。
最初に訪れたのは「セメントリオ・デ・トレンス(列車の墓場)」。
19世紀後半にウユニからチリへ塩や鉱物を運んだ蒸気機関車や貨車が放置されています。灼熱の荒野で哀愁が漂う場所です。
そして、いよいよウユニ塩湖へ。
真っ白な塩原が地平線まで続く広大な土地を四輪駆動車で駆け抜けます。
乾いた場所では、表面が塩の結晶で覆われおり、真っ白な世界が広がります。真っ青な空と美しい色彩のハーモニーです。遠近感が無くなるため、トリック写真の撮影を楽しめます。
雨季(11月~3月頃)は湖面に水が溜まり、鏡張りの絶景が見られます。鏡のように空を映すウユニ塩湖は、まさに「天空の鏡」です。
ラパス市内観光バスツアー
帰路、ラパスで一泊し、市内観光バスツアーに参加しました。
ラパスはボリビアの首都です。標高は3,600mを超えており、世界一高所にある首都です。
月面のような風景が広がる「月の谷」などを巡りました。
経験・体験にお金と時間を費やすこと
弾丸旅行でしたが、天候にも恵まれ、現地ツアーのサービスもよく、心から楽しめたウユニ塩湖でした。
そこに行かなければ見ることができない絶景を楽しむという経験・体験にお金と時間を費やすことで、人生の幸福度が高まると考えています。この地球上には、まだ未踏の地がたくさんあり、これからも旅を楽しんでいきたいと思います。
「自分のお金で、自分の自由な時間に、自分の好きなことする」そんな毎日を楽しむ人生を夢見て歩んでいます。
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