記事一覧
「豆腐はどこで買う?」
清水屋商店BOOKS vol.11
日本に住んでいて「豆腐」を知らない人はいないでしょう。あの白くて四角く柔らかい食べ物は子どもから老人まで広く食されています。
ひと言で豆腐と言っても、絹ごし、木綿、寄せ、おぼろ、湯葉、油揚げ、豆乳と種類がたくさんあります。料理になれば、冷奴、湯豆腐、マーボー豆腐、田楽、さらには豆腐ハンバーグや豆腐ステーキなんていうものもありますし、みそ汁の具の定番です。
「雨の日におもうこと」
清水屋商店BOOKS vol.9
この季節になると、話題はもっぱら雨。もう少しすると、台風の到来が関心ごとになります。
日常の暮らしの中では、雨はやっかいもので降ってしまうのかそれとも持ちこたえてくれるのかという思いで天気予報をみます。いっぽうで、雨が降らないと農作物は育たないしダムに水も溜まらない。それではそもそもの暮らしが成り立ちません。
これはすこしの矛盾をはらむ思い。これが過ぎると、日本
「ボヘミアンガーデン」
清水屋商店BOOKS vol.8
僕の生まれた場所は、住宅と田んぼが入り組んだ土地でした。
子どもの頃はそれが当たり前の風景でしたが、いま思えばいちめん田んぼだったところに徐々に家が広がっていったのだと思います。
近くには新幹線が通っていて、住宅に囲まれ、となりを新幹線が通り過ぎる広い田んぼで走り回っていたのは、あの時代特有の景色だったのだと思います。
その場所はいま、すべて住宅地にかわり、遊
「目からと耳からと」
清水屋商店BOOKS vol.5
最近はいかに情報をキャッチするのかが重要だと言われ、その指南書も出るほどです。
ビジネスでは、インプットとアウトプットという言葉を使って情報処理の手法について語られることもあります。
暮らしの中では、新聞で昨日の世界に何が起きていたのかを知ったり、WEB上でついさっき起こったことを調べたりします。もっと身近なことはSNSやメールで知らせがやって来ます。
これらに
「積んどく、または積読」
清水屋商店ブックページ vol.4
最後に本を買ったのはいつですか? 僕は今日です。
1日おきに本を買っているようなときもあるくらい、本を買ってしまいます。理由はもちろん読みたいから。ただ、それだけの理由で買うところまではいかないわけで、そこにはもう少しだけ複雑な要素があります。
本に関わる仕事をし始めた頃に気づいたことに、書店に並ぶ本は想像以上に新人代謝が激しく、欠品や絶版が多いということが
「本を読むひとの姿って、、、」
清水屋商店ブックページ Vol.3
まだ空気は冷たいですが、近所の桜もだいぶ花をつけ、日差しも春めいてきました。
コロナの流行による緊急事態宣言もあり、家で過ごすことが増えたこの冬。外に出るときはいろいろなことに気を使いながら、自問自答することが多かったように思います。
寒さは体だけではなく心も縮こまらせてしまうもの。
でも気温が上がるとともに、少しずつ少しずつほぐしてくれます。そうなると、体
「2021.3.11.に思うこと」
清水屋商店BOOKS 本の紹介 Vol.2
2021年3月11日。東日本大震災から10年目の節目の日です。
僕自身がこの災害に直面したからなのか、大人になってから経験したからなのか、こういった節目の日以外にも、時折あの時のことを思い出します。
特に身近なひとに大きな被害が遭ったわけでないのですが、強い印象を持ち続けています。
亡くなられた方は、今年3月1日時点で1万5899名。行方不明者は252
「ねむれない夜には」
清水屋商店BOOKS 本の紹介 Vol.1
眠れない夜があります。そんな夜は眠ることを諦めてベッドから出てしますこともしばしば。
なぜそうなるのか、ずっと不思議に思ってきましたが、どうやら月の満ち欠けが影響しているようです。
ワシントン大学の研究によると、満月前の数日間は、入眠時間が遅くなり、睡眠時間が短くなるらしいのです。
そもそも体内時計が太陽から強い影響を受けていると考えられていたので、こ