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茶の湯の本たち #59マボロシの茶道具図鑑

大阪夏の陣や明暦の大火で失われたものから、行方不明のもの、そして最近見つかった名物をまとめています。 目の前で見てみたい

このシリーズについて

茶道初心者が茶道の本を紹介する記事です。ほぼ自分のメモがわりです。
本記事では、茶道の初心者向けのおすすめ本を紹介します。
本の中身と関係ないことがほとんどです。

今回の本はこちら


おすすめポイント

消えてしまったもの、行方しれずのもの、改めて発見されたものについて記載されています

消えてしまった茶道具

  • 本能寺の変(1582年)において織田信長お気に入り「茶入 珠光小茄子」「茶壷 三ヶ月」「松本茶碗」などが焼失

  • 大坂夏の陣(1615年)において豊臣家お気に入り墨跡「虚堂智愚きどうちぐ筆 生嶋虚堂」「井戸茶碗」などが焼失

  • 明暦の大火(1657年)において徳川将軍家のお宝「柳栄御物」などが焼失。「天下三肩衝」とうたわれた「楢柴肩衝」「投頭巾肩衝」や「唐銅花入 鶴のの一声」などなど

よみがえった茶道具

  • 大阪夏の陣から「茶入 新田肩衝」 現在は徳川ミュージアム

  • 同じく「茶入 松本茄子」 現在は静嘉堂文庫


読んで思ったこと

当初の形をとどめて現代に残っているものとして根津美術館にある「茶入 松屋肩衝」。歴史の荒波を乗り越えてきたもののオーラを見てみたいです


根津美術館など茶の湯のコレクションが多い美術館についてはこちらでご紹介しています


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