見出し画像

茶の湯の本たち #29 よくわかる茶道の歴史 

わかりやすくて教科書っぽい作りです
図表、系統図、家系図、用語の解説が充実しています
利休以降の江戸時代の展開が充実しています
近代の数寄人のコレクションがベースの美術館は多い

このシリーズについて

茶道初心者が茶道の本を紹介する記事です。ほぼ自分のメモがわりです。
本記事では、茶道の初心者向けのおすすめ本を紹介します。
本の中身と関係ないことがほとんどです。

今回の本はこちら

 

おすすめポイント

  • 中国の茶の歴史(『茶経』)から根津美術館・畠山記念館まで多岐にわって文字通り、茶道の歴史を解説しています


読んで思ったこと

  • 明治期以降の茶道の展開の歴史は興味あり。 

  • 近代の数寄者が集めたものが見ることができる美術館は以下の通りらしいです。何ヶ所か行ったことあります。

その1 藤田美術館 (大阪)

国宝 曜変天目茶碗があります
お茶屋さんがおすすめ 現代アーティストのお茶碗でお茶がいただけます

藤田傳三郎さんは、椿山荘などの藤田観光、非鉄金属のDOWAなどのベースを作ったらしい

その2 香雪美術館 (兵庫・大阪)
朝日新聞社の創業者・村山龍平さんが収集したコレクションがベースになっている

神戸御影の方は改修工事のため長期閉館中で、大阪中之島の方は観覧可能な模様

すごいものがたくさん所蔵されています。 この茶入を所蔵した人を遡っていったらめっちゃ面白そう

情報多すぎて力尽きました

その3 根津美術館(東京)
東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎さんのコレクションがベース
国宝7つありますが、お庭がすごい


その4 白鶴美術館(兵庫)
嘉納治兵衛さん(鶴翁・白鶴酒造7代)のコレクションがベース 
やはり国宝あり


その5 逸翁美術館(大阪)
阪急電鉄のベースを作られた小林一三さんは元銀行員(銀行家?)なんですね

茶道具のコレクション・・・・常設展ないのですね・・・


その6 畠山記念館(東京)
ポンプ総合メーカー 荏原製作所の創立者畠山一清さんのコレクションがベース
こちらも施設工事中のためしばらく観覧できないもよう(2024秋には再開か?)
ここにも国宝ありすぎ

その7 五島美術館
東急グループの礎を築いた五島慶太(ごとうけいた 1882-1959)さんのコレクションがベース
こちらにもやはり国宝あるようです。。すごい


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?