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「許せない」という感情を手放す方法。

周りの友人や会社の同僚に何か「傷つくこと」「イヤなこと」を言われてアイツ許せない!となってしまうことってよくありますよね。

僕も経験あります。しかも一度言われるとなかなかその言葉が頭から離れず、しばらく引きずってしまう。

僕は、この「許せない」という感情にとらわれている自分がイヤだったので、大元にあるものを探ってみました。すると、悲しい、怒る、など、マイナスの感情を感じている自分が許せないということに気づいたのです。

その時に感じた「つらかった」「寂しかった」「こんなことがあって苦しかった」という感情を誰にもわかってもらえず、内側に押し込めてしまったのが原因でした。


なぜマイナスの感情を感じている自分が許せなくなってしまったのか?そこにはこんな理由がありました。

小さいころ小学校でいじめられ、母に言いました。

すると「男の子なんだから、負けないの。」「お兄ちゃんなんだからしっかりしなさい。」

ドラマにもでてきそうなありふれたやり取りですが、ここに原因がありました。

そうか…僕が弱いからいけないんだ。。こんな気持ちになる自分はダメなんだ…と。

周りの目を気にする、劣等感にもつながっているのに気づき、これは自分を変えなきゃと思ったのです。

この原因に気づいてから、まずマイナスの感情を抱いている自分を許す、受け入れることから始めました。

「許せない」感情を手放す2STEP

「マイナスの感情を抱いている自分」VS「いまの自分」でひたすら自分を責めてしまうような脳内回路になっていたため、まずは、感情に振り回されないようにするにはどうしたらいいか?そこからはじめました。

STEP1

映画が好きでよくみるのですが、登場人物の心境に共感はしても、もちろんスクリーンの中のことなので一歩置いてみますよね。

これを自分に応用します。

自分がマイナスの感情を抱いている時、その感情と戦わずに、いまは嫌な気持ちを感じているんだな、とまるで他人事のように感情を放っておきます。なれるまで難しいのですが、コツは、まるで他人事のように、映画でも見るように自分のことを一歩置いて遠くからみるイメージです。

この一歩置く感覚で、感情に振り回される波に飲まれにくくなります。

STEP2

そうはいっても自分に起きていることだから他人事のように思えない!そう感じる方もいると思います。そうです、感情の解決が次のステップです。

感情を押し殺す原因を探します。心理学では、親子関係にすべての原因があると言われています。僕だけでなく、小さい時に言われたことで傷ついていることは少なくありません。

では、小さい時、何ていってくれたらこのように傷つかなかったのでしょうか?

それは、「そんなにイヤなことをされたて辛かったね。」「○○くんにそんなことするなんて、母さん許せないよ!」

こんな言葉ではなかったでしょうか?感情に共感して、自分の変わりに怒ってほしかったと思うんです。

欲しかったのは、感情をわかってもらうこと。なのに、悲しい、苦しいという感情が置き去りにされてしまって、どう行動にうつすかが大切だとされていますよね。

一番大切なのは、このマイナスの感情の解決です。

母もけっして悪気があっていったわけではなく、親だったら普通にそう言ってしまうような何気ない一言なんですよね。


子供の時の怒れなかった自分を今の自分が変わりに怒ってあげる。そして、やさしく抱きしめるようなイメージを持ってみてください。実際自分で自分を抱きしめるような恰好をしてもいいと思います。

押し殺してしまう自分を「つらかったね、大変だったよね。」と自分でよしよししてあげることで、少しずつとらわれなくなっていきます。


人生生きていたら、イヤなことなんていくらでもあります。イヤな気持ちにならないのは不可能です。イヤな気持ちを感じてもいいんです。

感情はプラスとマイナスの両方の側面を持っています。イヤな気持ちは、真逆のプラスに振るための助走期間だと思ってください。

マイナスの感情を感じている自分、プラスの感情を感じている自分。どちらもあなた自身です。

戦わずに軽く受け入れていくと、プラス感情が増えてきて、やる気が戻ってきます。自分の感情がどうしようもないと思ったとき、ぜひ試してくださいね。

お読みいただきありがとうございました。





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