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猫短歌:ひとりっコだった頃

「だいすきよきみは家族よ」言い聞かせ甘える銀色少し満足/銀猫
「だいすきよきみはかぞくよ」いいきかせあまえるぎんいろすこしまんぞく

 7月8日は、亡き長男猫のお迎え記念日です。2007年生まれで、生きていれば17歳。

 小さな小さな手乗り猫だった彼を連れ帰ってきたのが17年も前のことだったかと思うと、月日が過ぎゆく速さを感じずにはいられません。

 ずっとふたりきりの生活を維持してきたパートナーとわたしにとって、初めての同居生物でした。あ、金魚や鯉はいましたけれど。
 その後、この年の10月に長女猫を迎えたため、長男猫がひとりっコでいられたのは、3ヵ月半程度の短い期間でした。

 当時、パートナーもわたしもかなり苛烈な労働をしていたため、ひとりぼっちで留守番をさせる時間が長く、彼が不憫でした。少しでも自宅で過ごす時間が欲しくなり、まもなく仕事第一ではなくなりました(7月を除いてね)。長男猫のおかげだと思っています。

 それにしても、7月ですよ、7月。在職中、わたしが毎年記憶を失くしていた7月。

 赤ちゃん猫から幼猫になるくらいの激カワ時期だったのに、細かいことを覚えていない自分がくやしいです。

 あの肩抱っこの感触、夢でいいから味わいたいなあ。夢に遊びに来てくれないかしら、長男猫くん。

サポート戴けた場合は、書籍購入など研鑽のために使わせて戴きます。