ラベンダー蒸留以外の最近の農作業の動き。
うすうす!
蒸留ばかりじゃなくちょこちょこ花壇整備もやっておりました!
そんな我がラベンダー園の更新情報なんかをば!
●白花ラバンジン花壇をこしらえたゾ!
ウチには3年ぐらい前からお試しでハーフ地植えしていた白花ラバンジンのL. x intermedia 'Long White'が数株おりました。”ました”です。
長いこと鉢植えのまま過ごさせたので何株か枯らしてしまいましたが、まだ3株ほど生き残っていたみたいです。
ウチのラベンダー園の栽培方針が大量栽培ではなく見本園的栽培に路線を切り替えたこともあり、L. angustifoliaとL. latifoliaのハイブリッドであるラバンジン(intermedia)にも白花種(var. Alba)もあるんだよ〜ということで彼らをしっかり植えてやることにしました。
ラバンジンはエラくでっかく育つので、贅沢に独立花壇で育てます。
これぐらい離しておかないとマジで隣株と合体してしまうようです。
●ラバンジンたちがシーズンインしてきました〜!
ラバンジン(L. x intermedia)は花穂が長いので下からポツポツと咲き始め、シーズンが進に従ってランダムに次々にと花を開く咲き方をします。
コモンのように一斉開とはならないようなんですよね。
ヒロハラベンダーからの遺伝性質のようです。
で、ラバンジンたち〜といいつつ、左端だけラバンジンではない別系統種なんです。
ウーリーラベンダー(L.lanata)とコモンラベンダー(L.angustifolia)のハイブリッドであるLavandula x chaytoraeの'ソーヤーズ'という園芸品種なんですけっど。。。
初めて花穂を立ち上げたんですが、どうも見た目はラバンジンまんまなんですよね。
むしろ白っぽくモコモコなのが特徴のウーリー要素どこいった…?というくらいラバンジンそっくり。
ほか二つはしっかりラバンジン品種なんですよ、ヒドコートジャイアントとロングホワイト。
ちょっと苗木屋さんの品種取り違えを疑ってしまいますが、大きく育ってきたらちゃんと特徴が現れるんでしょうか、将来の姿に期待ですね…!!
●英国品種たちの咲き方の違い
いまだ系統見本列に居座っている英国品種比較試験のようすでっす!
ちょうど今頃がわかりやすい時期なんじゃないかな〜と!
英国品種はどうやら早咲き系が多いようでした!ほかの品種含めても!
左から、ビーチウッドブルー-Beechwood blueはもう咲き終わりを迎えて花が色褪せてますね。
マンステッド-Munsteadは1916年生まれの薄色品種なんですが、株の形が安定せず暴れ気味に育ってます。雪の圧雪の影響なのかなぁ〜とも思いつつ、枝先に成長点が集中する頂芽優勢の気が強いゆえな気もしています。
ピーターパン-Peter panはもうすでに花びらが完全に落ちてしまい、紫色のつぼみ部分だけになってしまっています。
ガッツリ早咲き部類で雨の洗礼を受けてしまったんでしょう。
わりと中・大株に育つ品種のようです。
インペリアル・ジェム-Imperial gemはまだ花の色を保っているのでおそらく中咲きに分類される英国品種と言って差し支えないと思います!
こちらも中・大株に育つ中咲き傾向のある品種のようです。
コンパクタ-Compactaはなんと1901年にアメリカからイギリスへ逆輸入された歴史を持つOld English Lavenderですね。
名の通りかなり子株に育つラベンダーのようですね!
開花期はすでに終わってしまい、花びらがみんな色褪せてしまっていました。早咲き品種のようです。