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第10回 頭を冷やす

新潟に住んで1年半が経ち、季節も一巡半しました。よく「東京との違いは?」ときかれますが、東京か新潟かより、都市と集落、規模の違いによる「匿名性」、あと「気候」の違いが大きいと私は感じています。

(下の写真は、JR越後線白山駅のプラットホーム)

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新潟の気候を「モンスター」と例えた方がいました。私の住む新潟市の日本海沿いも、雪が比較的少ないとはいえ、強風、雨、雷、一日の中でもコロコロ変わる天気や激しい気圧変動に「カラダはって」生きているのを実感できます。結果として、寒さに強くなり、五感六感が研ぎ澄まされる気がします。激しくて美しい気候や自然、それらと共存してきたあったかい人々。もともと過敏な人には刺激がありすぎて、ちょっと辛いかもしれません。

(下の写真は、ミニサイズの地場野菜たち)

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「頭を冷やす」という日本語は、通常、興奮した気持ちをおさえる、冷静になる、という意味で使われますが、新潟では文字通り・・・頭が冷えます(笑)。冷たい空気を鼻から吸い込むと、目が冴えて、脳や全身の血管に行き渡るのがよくわかります。頭や感性が冴えるのいいけど、ほどほどが大切。暖かい帽子は必須ですよ。ただし、強風で吹き飛ばされないように!

(下の写真は日本海。波打ち際アート)

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