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📚ブラック・ボーイ(ある幼少期の記録)

作家リチャード・ライト自身の少年時代の記録です。

リチャード・ライトRichard Wright, 1908年9月4日 - 1960年11月28日)は、アメリカ合衆国の小説家。ミシシッピ州出身。 20世紀アメリカ黒人文学の先駆者として知られ、ブラックパワーという言葉をつくった。また晩年は俳句に凝った。

Wikipedia

読んだきっかけは、noteでフォローしている彼女の記事からです。

本の内容は、紀伊国屋書店の解説を原文のまま引用しました。

出版社内容情報
たまたま黒い皮膚をもって生まれたという,ただそれだけの理由で,何が故に彼らは言語に絶する貧困と人種差別の痛苦を受けなければならないのか.宿命を負った著者の,忠実な自伝的小説である本書には,いわゆる「黒人問題」の社会的論議はない.むしろ抒情的ともいえる筆致で,読む人すべての胸に訴えつづけてやまない.

内容説明
Change!をうたう21世紀のアメリカ。だが1世紀前は?没後50年になる黒人作家ライト(1908‐60)が証す凄まじい貧困。南部に生まれた気性烈しい子供は、大人への妥協を拒み衝突を繰返す。叔父が殺され初めて人種を意識した事件、南部の苛烈な現実へのめざめを湛えた少年の眼。叙情とバイオレンス漂う自伝小説。

紀伊国屋書店

文庫本をネットで探すも発行元の岩波書店ですら品切れで、オークションで買うことに。

日本では1962年の出版で、読み始めると訳も古くさい表現が多く、使われている漢字も常用漢字でないものも多いのですが、なぜか読みやすかったです。

しかし、貧困と人種差別についての箇所は、読むのが辛くなります。

偶然とはいえ、「風と共に去りぬ」の次に読みましたので、奴隷制度に端を発した人種差別について、また、負の連鎖から抜け出す事の難しさを知ることになりました。


気になられた方は、どこかのサイトで落札して下さい😊

<了>


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