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📚「風と共に去りぬ」 - いろいろ考えさせられました -

映画を遠い昔に見ただけで、内容はさっぱり覚えていない中、今更でしたが小説を読みました。

概要
南北戦争下のジョージア州アトランタ市を背景に、アイルランド系移民の父と、アメリカ南部のフランス系名家出身の母を持つ気性の激しい南部の女、スカーレット・オハラの半生を、彼女を取り巻く人々ともども、壮大に描いた作品である。10年近い歳月を費やして執筆され、1936年6月30日に出版、翌年ピューリッツァー賞を受賞した。

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南北戦争は、1861年4月12日から1865年4月9日にかけて、北部のアメリカ合衆国と合衆国から分離した南部のアメリカ連合国の間で行われた内戦である。奴隷制存続を主張するミシシッピ州やフロリダ州など南部11州が合衆国を脱退してアメリカ連合国を結成し、合衆国にとどまったその他の北部23州との間で戦争となった。

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奴隷制度の認められていた時代なので、今読むと信じられない世界が展開しています。
それでも、奴隷制度の残酷な話はほとんどなく、逆にそれが問題にもなっている様です。

この小説は映画になり、メイド役の Hattie McDaniel がアカデミー助演女優賞を受賞しました。
しかし、授賞式の会場にも入れず、授賞式後のパーティーにも入れなかったそうです、黒人と言うだけで。

南北戦争の結果、奴隷制度は廃止されていながら、アカデミー賞授賞式は1940年・・・75年経過しているのに、理解できません。

1640年代から1865年まで、現在のアメリカ合衆国領域内ではアフリカ人とその子孫が合法的に奴隷化されていたが、その所有者は圧倒的に白人であり、ごく少数が先住民や自由黒人であった。この奴隷所有者の大多数は南部にいた。南北戦争の前の時点で南部の4家族に1軒が奴隷を所有していた。黒人の95%は南部に住んでおり、南部の人口に対しては3分の1に達していた。これに対して北部における黒人の人口比率は1%に過ぎなかった。

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物語は流石に売れただけのことはあります、名作です。

文庫本は全部で5巻あり、特に最初の方(1巻や2巻)は話の展開が遅く読むのが辛くなるかもしれませんが、そこを乗り切れば楽しめます。

ワガママなスカーレットの生き様、楽しんで下さい😅


<了>

追記

この記事の前に書いていた内容の一部が、以下の文章です。

昨年末からアナログで読み始め、5巻全てを読み終えたのち直ぐに映画を見ましたが、映画の内容って全然足らなかったのですね。
何十年前に前編後編のある大作の映画を見た時は、それなりに感動した記憶があるのですが。

デジタルからアナログへ(前の記事)

同じことを思っていた人がいたのですね。


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