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起業回顧録

上京してきて、ちょうど3ヶ月がたった。
東京の荒波に揉まれながら、会社を立てることを決めた…ふと、noteを書こうと思った。先人たちの例にならって。ぽつぽつと回顧としながら、これからの展望を書こうと思う。

株式会社O.Ruun

会社の名前を決めるのは、時間がかかった。子供の名前を考えるときと同じ感覚なんじゃないか、、とにかく色々考えた。頭を悩ませていると、ネットで見つけた、「Rune」という言葉。響きがいいなと思った。ここからもじって、『 O.Ruun 』と名付けた。意味は、神秘、叡智、文化。『 0からロマンをつくり続ける 』そんな会社を目指して、この名前をつけた。

夢見がちな少年だった、幼少期

振り返ると、ある程度なんでも器用にこなす子どもだったと思う。勉強もスポーツも、ユーモアも子供心も、機嫌の伺い方も。幼くして、人に求められるモノが分かっていたのかもしれない。同時に、夢想家でもあった。学校の図書館から、さまざまな妄想を繰り広げていた。

全てが嫌になった、中学時代

さまざまな人が集まる大きな中学校だったなか、同じ小学校から入学したのは、10名と行かなかった。いきなり、民主主義の監獄に放り投げられた。ずっと目立ちたがりだった僕。そこではマジョリティーという武器を持った野蛮人に抑圧された。
性を意識し始めた同級生、理不尽に怒鳴る教師、団体行動を強いる学校、全てが嫌になった。心を殺して、笑うようになった。しょうもない環境に合わせ、自分の感情を大事にしてやれなかった。学校ではまわりに合わせるのが正義。溜まったストレスを吐き出すように、家に帰っては家族に八つ当たりしていた気がする。
両親を二度も学校に呼び出してしまった。今となってはすごく後悔しているが、あの頃の自分は本当に嫌なやつだったと思う。
それでも成績はキープしていたので、県内屈指の国公立に進学することができた。

学校を抜け出して、公園で読んだあの本

簡単に世間に擬態できるようになった。部活やクラス、課外活動でも、人の中心にいたと思う。もう幼少期の冒険心は覚えてなかったが、ずっとどこかモヤモヤがあった…
高校から倫理を習うようになって、哲学に興味を持った。街の本屋さんで、ニーチェの本に出会う。「ツァラトゥストラはこう言った」。内容をあまり理解できていなかったと思うし、当時の内容はほとんど覚えていないが、今でも心の支えになっている。『人生は無意味だ、だからこぞ自分の一生に意味を見出して、無条件に楽しもう』そう思った。決意したことは覚えている。
学校をサボって、公園であの本を読んだ自分に感謝したい。

流れ着いたところは、鹿児島だった

第一志望の大学に落ち、自分の学力で入れそうな鹿児島大学にぎりぎり滑り込んだ。父が通っていた大学ということもあり、不安はなかった。期待はあった。
1年次から、サークル、恋愛、課外活動。それなりに楽しんだと思う。焦燥感と不安から、2年生のときに日本一周の旅へと出かけた。戻ってきてからは、学生団体をやったり、インターンしたり、学生起業に携わったり…充実した3年間だったと思う。鹿児島という土地は特殊で、人柄も良く、自然も豊かで、なによりエネルギーがあった。ここ薩摩から何かを起こそうとしている人が多く、自然とワクワクはつられていった。同時に鹿児島に溶け込んでしまったらだめだという、直感があった。それからは、何か、使命に駆られたように東京行きを志した。

東京に行けば何かがあった

東京に行けば何かがあるかもしれない…自分は変われるかもしれない…幻想だ。
そこには何もなかった。自分が何も持っていなかったのだ。ハリボテのような街と、お偉いさんたちの説教と、生きていくことさえ難しい厳しい社会の風に揉まれ、自分を見失った。それでも前に進み続けたら、自分自身何者でもないことに気がついた。やっとスタートラインに立てたような気がした。ここで進み続けることに決めた。2021年の12月。

孤独な光

新宿の起業家シェアハウスに入った。同じような志と出会い、心が熱くなった。切磋琢磨できる同期がいて、尊敬できる先輩とも出会った。同時に挫折も味わった。
改めて、会社を立てることの覚悟ができたと思う。孤独かと思っていたが、そこには救いもあった。事業を試行錯誤しながら、本当にやりたいことってなんだろうと自分に問い続けた。そうすると、光が見えてきた。

起業家シェアハウス(新宿)

人生はエンタメだ

最近、人生初、坊主にした。
事業に対する覚悟を見せるためだ。というのは半分で、残りは本当になんとなく。
尊敬する先輩経営者から言われた言葉を今でも大事にとっている。「人生はエンタメだ。」本当にそうだと思う。人生一度きりしかないし、自分の人生やりたいように面白おかしく生きてやろうと。そして、他人に対しても喜ばせ続けたいと。そして、いつか、自分の人生を詰め込んだ本を書きたい。

鹿児島の酒屋で飲み明かしながら交わしたその話を今でも鮮明に覚えている。先輩ありがとう。

VISION

会社のVISIONは、"未知との遭遇を楽しむ”
そんな偶発的な出会いときっかけで溢れている世界を目指したい。
自分自身が世界を楽しむこともそうだし、他人にとっても楽しめること、そのきっかけをつくりたい。旅をするように出会う、さまざまな接点をつくりたい。全ての人が豊かで楽しく生きることができるように、その機会をひたすらに創り続けていきたい。

これから

事業展開を何度も重ね、行き着いた、トラベル領域。
e-Gift、越境EC、メタバース。まだまだプランは絞り切れていないが、グローバルでトラベル領域を開拓していきたい。世界に挑戦する起業家でありたい。最高にかっこいい会社を目指しながら、事業を走らせていく。

メンバー募集

『 Travel LIVE 』

海外向けに日本のディープをお届けするサービスを開発中です。日本の地方や田舎、ローカルに特化したライブコマースを考えています。モノを売るのではなく、旅をするきっかけを提供していきたい…そんな、越境ECを検証しています。
何かに挑戦したい人、海外を視野にいれている人。世界で戦いたい人。仲間を募集しております!エンジニアの方も大歓迎です。一緒に世界を旅しませんか〜

JOKYOBASE  "Stella"

挑戦する人の拠り所に。6月からシェアハウスを開設いたします。東京で一歩踏み出したい人が、安心して住むことができる居場所をつくります。
① さまざまな人との交流の機会(週一)
② 安い(家賃:45,000円~55,000円)
③ 短期間から(最低契約期間:2ヶ月から)
東京で、スタートアップやフリーランス、インターンに興味のある方、一緒に住みませんか!

シェアハウスイメージ

連絡

https://linktr.ee/Si_hwl113

si_hwl113@icloud.com

気軽にDMやメールに連絡をいただければ幸いです!
よろしくお願いいたします\(^^)/

おわりに

ここまで長々と読んでくださって、ありがとうございました!
僕がこうやって、東京で地に足つけて走り続けられるのも、みなさまのおかげです。これからも精一杯世界に挑戦していこうと思っているので、何卒よろしくお願いいたします!またどこかでお会いできたら嬉しいです^ ^

感謝感謝です。

PS.2022年10月。
友達が、「ノート読んだよ!よかった!ずっと友達でいてくれ!」と嬉しい事を言ってくれたので、見返してみたら、なんだか小っ恥ずかしいことを書いたなと。起業ハイになっていたのかもしれない。だけど、何一つ思いは変わっていない。事業内容や挑戦しようとしていることは変わってはきているけど、大事なものはずっと心に持っている。だからこそ、この気持ちをいつまでも絶やしたくない。また、年あけたぐらいに戻ってきて読もうか。

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